母乳育児をしていくなかで、最初に指導されるのが頻回授乳。そんな頻回授乳も月齢を重ねるにつれて、減っていくはず……と思っていました。しかし、生後3カ月を過ぎても夜中に起き出し、授乳をする日々。授乳回数が減らないことには、意外な原因があったのです。
深夜の授乳回数は3~4回
生後3カ月を過ぎたころ、育児書でも「夜にまとめて寝るようになります」と書いてあったり、同じ月齢のママさんからも「少しずつ寝てくれる時間がのびてきたよ」という話を聞いたりしていました。
ところが、わが子はまだまだ夜中も3~4回起きてしまう子でした。もちろんそのたびに授乳をします。これを、私は個人差の範囲内での「まだまとめて寝られない子」なのかなと思っていたのです。
寝ない原因は別にあった!
そんな頻回授乳に疲労困憊していた私は、あるとき、ふと赤ちゃんのベッドにもたれかかるように寝てしまいました。すると、床面からじわじわと広がる寒さが!布団は足りているとは思ったけれど、背中から伝わるこの冷気は……と思い、赤ちゃんを初めて私のベッドに入れて一緒に寝てみたのです。
添い寝が少しこわいなと思いながらも、このころには体もだいぶしっかりしていたのでチャレンジしてみた結果、4時間超えのねんねを実現したのでした。
原因は赤ちゃんスペースの環境
赤ちゃんのベッドのあたたかさは、「あたため過ぎない程度」を目標としていました。というのも、自分の母の「秋生まれの兄をあたため過ぎて、真冬にあせもができてしまった」という体験談や、育児書や産院で「あたため過ぎはよくない」とのアドバイスがあったからです。
さらに小さいころは添い寝もこわいと感じ、別々に寝ていたので、赤ちゃんベッドに忍び寄る冷気に気が付かなかったのでした。それ以降は、ベッドを含め、赤ちゃんスペースには必ず自分で寝転がってみて確認するように心がけました。
寒い季節に、冷気で寝られなかったのだとしたら、赤ちゃんにかわいそうなことをしてしまったと感じました。なかなか頻回授乳が減らないという方がいましたら、意外な原因があるかもしれません。一度、寝るところを見直してみてはいかがでしょうか。(TEXT:ママライター半田あきら)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。