パニ子は30歳の専業主婦。夫と娘のパニ美の3人で毎日仲良く暮らしています。
人のものを何でも欲しがるママ友・ユリ
パニ子は娘の幼稚園のお友達であるミキちゃんの母・ユリが苦手。パニ美がおばあちゃんに買ってもらった髪飾りをつけていくと、「色違いもあるの? じゃあ1個ちょうだい!」と何でも欲しがるのです。
「ウチのミキに1個くれれば、パニ美ちゃんとミキがお揃いになるのよ?」とほぼ強引に持って行ってしまいました。
ユリは他にも、ママ友の家の食材をねだったり、持ち寄りお菓子の残りをすべて持ち帰ったり……。なんでも取っていってしまうことで、ママ友の間でも有名です。
勝手に来たママ友に、見つかった!
パニ子の家では、最近シイタケ栽培がブーム。農家をやっている父が、パニ美のためにシイタケの原木を送ってくれたのです。
大量のシイタケができていることにパニ美が喜んでいると、その中に見たことのないキノコが生えていることを発見。父に写真を送って聞いてみると、毒キノコとのこと。見分け方も教えてもらい、あとはシイタケの収穫を待つだけです。
そんなある日、幼稚園の仲良しのママを呼んでお茶することに。すると、どこから聞いたのか、誘ってもいないユリが突然家にやって来たのです。そして「わーすごい!シイタケいっぱいある~!」と原木を見つけて大はしゃぎ!
ユリが帰ったあと、シイタケの原木が消えていて
「こんなにあったら食べきれないわよね、もらってあげる!」とユリ。パニ美が収穫するのを楽しみにしているので、パニ子は断固拒否します。毒キノコはすでに取り除いたあとでしたが、「絶対に食べちゃダメよ!」と伝え、原木をキッチンに隠しました。しかし、ママたちが帰ったあとキッチンに戻ると、置いてあったはずのシイタケの原木が消えていたのです!
数日後、玄関のチャイムが鳴りました。そこにはなんと警察の姿が!
「ご友人が、あなたに毒を盛られたと言っていまして……」と様子を聞きに来ました。なぜか毒を盛った犯人と警察に疑われているようです。
何のことかわからず困っていると、「あんたの家のキノコのせいで、ウチの家族はみんな病院送り! 慰謝料請求するから!」と横からユリが飛び出してきました。話を聞いてみると、ユリは勝手にシイタケの原木を持ち帰り、大量のシイタケを一晩で食べたとのこと。
体調不良の原因はキノコの食べすぎ!墓穴を掘るユリ
「シイタケだけでお腹いっぱいになったから、体調不良の原因はキノコとしか考えられないのよ!」とユリ。でも、毒キノコは取り除いていたので、毒は入っていないはず……。大量のシイタケを一気に食べたことで、体調不良になったのでしょう。
「私はユリさんにこのシイタケの原木を差し上げた覚えはありませんけど。どうしてユリさんが大量に持っていたのかしら」とパニ子。警察官に「この人は、人の家のシイタケの原木を盗んでいった窃盗犯です」と報告。警察官は慌てふためくユリを連行していきました。
その後謝罪に来たユリの夫によると、ユリは他のママ友の家でも窃盗していたことが発覚し、逮捕されたとのこと。ユリとは離婚し、親権はユリの夫が持つことになったそうです。
人のものが欲しくなったからって、盗むなんて言語道断。ママ友だからといって何でも許されるわけではありません。親しき中にも礼儀あり、ですね。
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