A子は他にも、ママ友の家の食材をねだったり、持ち寄りお菓子の残りをすべて持ち帰ったり……。なんでも取っていってしまうことで、ママ友の間でも有名です。
勝手に来たママ友に、見つかった!
私の家では、最近シイタケ栽培がブーム。農家をやっている父が、娘のためにシイタケの原木を送ってくれたのです。
大量のシイタケができていることに娘が喜んでいると、その中に見たことのないキノコが生えていることを発見。父に写真を送って聞いてみると、毒キノコとのこと。見分け方も教えてもらい、あとはシイタケの収穫を待つだけです。
そんなある日、幼稚園の仲良しのママを呼んでお茶することに。すると、どこから聞いたのか、誘ってもいないA子が突然家にやって来たのです。そして「わーすごい! シイタケいっぱいある~!」と原木を見つけて大はしゃぎ!
A子が帰ったあと、シイタケの原木が消えていて
「こんなにあったら食べきれないわよね、もらってあげる!」とA子。娘が収穫するのを楽しみにしているので、私は断固拒否します。毒キノコはすでに取り除いたあとでしたが、「絶対に食べちゃダメよ!」と伝え、原木をキッチンに隠しました。しかし、ママたちが帰ったあとキッチンに戻ると、置いてあったはずのシイタケの原木が消えていたのです!
数日後、玄関のチャイムが鳴りました。そこにはなんと警察の姿が!
「ご友人が、あなたに毒を盛られたと言っていまして……」と様子を聞きに来ました。なぜか毒を盛った犯人と警察に疑われているようです。
何のことかわからず困っていると、「あんたの家のキノコのせいで、ウチの家族はみんな病院送り! 慰謝料請求するから!」と横からA子が飛び出してきました。話を聞いてみると、A子は勝手にシイタケの原木を持ち帰り、大量のシイタケを一晩で食べたとのこと。
体調不良の原因はキノコの食べすぎ!墓穴を掘るA子
「シイタケだけでお腹いっぱいになったから、体調不良の原因はキノコとしか考えられないのよ!」とA子。でも、毒キノコは取り除いていたので、毒は入っていないはず……。大量のシイタケを一気に食べたことで、体調不良になったのでしょう。
「私はA子さんにこのシイタケの原木を差し上げた覚えはありませんけど。どうしてA子さんが大量に持っていたのかしら」と私。警察官に「この人は、人の家のシイタケの原木を盗んでいった窃盗犯です」と報告。警察官は慌てふためくA子を連行していきました。
その後謝罪に来たA子の夫によると、A子は他のママ友の家でも窃盗していたことが発覚したとのこと。
人のものが欲しくなったからって、盗むなんて言語道断。ママ友だからといって何でも許されるわけではありません。親しき中にも礼儀あり、ですね。