帝王切開後、ようやく目が覚めたと思ったら、後陣痛や空手チョップに匹敵する触診の痛みで声が出ないほどの激痛を味わったぺ子さん。無事の出産にほっとする間もなく、麻酔の効き目が薄れた切開後のおなかはズキズキ痛みます。そうして迎えた一夜は、クシャミをするのも怖いくらいで……!?
無事出産も切開後のおなかがズキズキ! クシャミも怖い一夜
「痛かったら痛み止めのボタン押してくださいね~」と朗らかな看護師さん。ですが、ペ子さんは痛みMAX時に薬が終わってしまったらどうしようと怖くて押せませんでした。おまけに元に戻ろうとする子宮と切開した傷の痛みで寝返りを打ちたくても打てず、身動きがとれません。
そんなとき、鼻にムズムズとした感覚が……。普段ならなんてことはないですが、今の状況を考えるとクシャミでおなかに力がかかる……それは死を意味すると感じたぺ子さん。しかし、そう簡単にクシャミをコントロールすることはできず……。
「おなか……裂けてない……?」
この苦痛は朝まで続き、一睡もできないまま朝を迎えるのでした。朝になってどんどん痛み止めを入れてもよかったことが判明し、「それを早く言ってほしかった……」と涙するペ子さんでしたが、さらなる「悲報」が待っていたのでした。
ただでさえお産で疲れているのに、一睡もできずに本当につらいですね……。しかも、クシャミによって死を意識する日が来るとは、帝王切開後の苦しみもなかなかに壮絶です。早く体力が回復するといいですね。
監修/助産師 松田玲子