パニ子は34歳のワーキングマザー。在宅で広告デザイナーの仕事をしています。夫のケイタとは8年前に結婚し、小学1年生になったばかりの娘・パニ美と3人暮らしです。
娘の親友の母親が同級生だった!
入学して間もないパニ美に、サヤカという仲良しの友達ができたそう。公園に様子を見に行くと、2人で追いかけっこをして遊んでいます。パニ子は微笑ましく眺めていると、「サヤカ!いつまで遊んでいるのよ!」とサヤカの母が現れました。
よく見ると、サヤカの母はパニ子の高校時代の同級生・アケミ。「私、社長と結婚したばかりで、あの子は旦那の連れ子なの」と。聞けばサヤカの母は数年前に病死したのだとか。さっきまで満面の笑みでパニ美と遊んでいたサヤカは、うつむいたままアケミに手を引かれていきました。
信じられない発言に一同ドン引き!
小学校の参観日のあと、パニ子がママ友たちと立ち話をしているとアケミが入ってきました。パニ子がアケミの自慢話を聞きながら適当に相槌を打っていると、「子育ての合間を縫って、チマチマ在宅ワークしているんだってね?」と話しかけてきました。「正直私としては、貧乏人の娘と関わらせたくないのよね~」と信じられない発言をしてきます。
パニ子があっけに取られていると、「そうだ! 貧乏人が絶対に行けないようなレストランに、あたしの奢りで連れていってあげる」と皆をランチに誘ってきました。半ば強引に、アケミとパニ子親子の他に数組の親子が高級レストランに行くことになりました。
カードが使えない!?
レストランでもアケミの自慢話は止まりません。子どもたちは楽しそうに遊んでいたものの、大人たちは罰ゲーム状態。ようやくお会計の時間になり、アケミがカードで一括支払いをしようとすると「現在、利用停止になっているようで……」と店員さん。アケミが持っていたカードは、夫のシュウイチが利用停止の手続きをとったとのことでした。
慌てるアケミの隣で「今日のところは、私が支払うことにするわ」と会計するパニ子。そのときパニ子が使ったのは、年収2,000万円以上の人しか持てないプラチナカード! 実は、パニ子は業界では高い評価を受けている売れっ子広告デザイナーだったのです。
アケミはカードが使えなかったうえに、パニ子を貧乏人呼ばわりしたことを恥じて、顔を真っ赤にしています。
娘の言葉に泣き崩れて…
サヤカがキッズスマホで連絡し、すぐにシュウイチが登場! 食事代を払ったパニ子に謝罪をし、現金で返金してくれました。サヤカの教育費に使うようにカードを渡していたものの、アケミが自分のためだけに使っていることが発覚し、カードを使えないようにしていたそう。
怒ったシュウイチが離婚を切り出そうとした途端、サヤカが「確かにママはマウントばっかり。お金をいっぱい使ったり、お友達を変な方法でお食事に誘ったり。でもね、ママになろうとして頑張ってるんだよ」とシュウイチを説得。アケミは感動して泣き崩れます。サヤカのおかげで、離婚は免れた様子です。
子どもは大人の様子をよく見ているものですね。子どもが大切だからといって、以前のアケミのように自分の価値観を押し付けて、子どもたちの世界にまで口を挟むようなことは慎みたいものです。これからもパニ美とサヤカの友情がずっと続きますように。
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