リハビリ院への転院当日、エェコさんはまず入院中の医療費の精算をすることに。限度額適用認定証(高額な医療費を自己負担限度額までに抑える制度に必要な書類)を使用し、医療費は約6万円で済みました。
その後、主治医からお父さんの現状を説明してもらうことに。お父さんは高次脳機能障害だと診断されていました。
主治医から父の病状を聞くと
このころの私は、認知症と高次脳機能障害の違いがきちんと理解できていませんでした。
なので、昔のことはよく覚えているけれど最近のことを覚えていられないという父の病状に対し「認知症なのでは?」と思っていました。
そこで認知症についてネットで調べてみたところ、まさしく父と同じ症状がヒットして……。ますます認知症なのではないかと思うと同時に、リハビリで治るの? と不安な気持ちになっていました。
しかし、認知症と高次脳機能障害はまったく違う病気。父の病気についてしっかりと理解するのはもっと後になってからでした。
この日は退院する方が多かったのか、コロナ禍にしては人が多くいました。看護師さんもどこか忙しそうで、父が来るのも時間がかかるかと思っていたのですが……。
まさかの父、自力で登場。父はせっかちなので看護師さんが来るのが待てなかったのか、病気の影響で待つように言われたことも忘れちゃったのか……。
しかもコロナ禍なのにマスクなしで来たものですから、私は大慌て! 病室ではマスクをしていなかったのかもしれませんが、ここに来るときはマスクしてよ〜! とハラハラしてしまいました。
認知症と高次脳機能障害の違いがよくわかっていなかったエェコさんは、お父さんが認知症ではないのかと思っていました。たしかに、エェコさんのお父さんには物忘れなど認知症に思えてしまう症状が出ていました。何も知識のない状態で症状だけ聞くと混同してしまいますよね。そんなときは正しい知識を得るためにも、医師にしっかり聞くことが大切ですね。
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