不気味で苦しい声が…!
次女妊娠時に卵巣嚢腫があるとわかってから約4年が経過したある日、ついに卵巣嚢腫の除去手術を受けたわかまつさん。全身麻酔によって意識が途切れ、気がついたら手術は終わっていました。手術後は病室に運ばれ、あとはゆっくり休んで体力の回復を待つのみなのですが……。わかまつさんの病室には「手術で20cmのものを切除した」という、大手術を終えたばかりの患者さんがいて……?
入院2日目の18時ごろに手術が終わったわかまつさんは、その後、4人部屋へと移されました。周りの様子を伺うと、どうやら向かいのベッドに寝ている女性も先ほど手術を終えたばかりのよう。医師が「20cmくらいのものを取ったから、かなり体重が減ってるんじゃないかな」と話しているのを聞いたわかまつさんは、「20cm!? そんなに大きいものを取ったの!?」と思わずあんぐり。想像しただけで痛そうですね……。
手術から3時間が経過した21時ごろには、看護師さんがベッドを起こしてくれ、飲水が可能となりました。そんなときにふと咳をすると、おなかにズキッ! とした痛みが走ります。実は、今のわかまつさんは、手術中に挿管チューブを入れていた影響で、痰が出やすくなっている状態。喉の奥が気持ち悪くて痰を出そうとするのですが、咳をすると自然とおなかに力が入って、手術箇所がズキンと痛んでしまうのです。
それから2時間半後の23時半過ぎ、消灯された部屋でベッドに横になって休もうとしていたわかまつさんですが、手術で切ったところがどうしても痛く、なかなか寝つけません。するとそのとき、ちょうど看護師さんが様子を見にきてくれ、痛み止めを処方してもらえることに。向かいのベッドで寝ている女性も痛みがひどいのか、看護師さんに「痛み止めをお願いします」と相談するものの、もう少し時間が経つまでは追加できないのだとか。かわいそうにと思いながらも、「これで眠れる」とホッとしたわかまつさんですが……。
ーーいたっ…! うっ…! はぁ…はぁ…はーっ。ひゅーっ。はーっ。
と、苦しそうな声が向かいのベッドから聞こえてきます。そして、その声はどんどん大きくなっていき、「ひゅーっひゅーっ」と呼吸するのもつらそうな状況に。どうやら、向かいの女性は過呼吸を起こしてしまったよう。過呼吸を止めるためには、10秒ほどかけて息を大きく吐くのがポイントです。手術後の痛みも本当につらいとは思うのですが、まずは過呼吸を止めるため、パニックにならず落ち着いて対処したほうがよさそうですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
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