みなさんは、子どもの寝かしつけに苦戦しませんか? 私は娘の寝かしつけにひたすら頭を悩ませていました。今回は、そんな寝かしつけエピソードのなかから、ほかのママたちからとくに共感してもらえたことを3つご紹介します。
ひたすら絵本の無限ループ
寝る前に絵本を読む習慣は、どのご家庭でもあったりしますよね。「絵本が好きな子に育つといいな」と、わが家でも欠かさず毎日読んでいたのですが、あるときから娘の絵本熱がさく裂!
「好きなの持っておいで~」というと10冊ほどせっせと運んでくる、1冊終わると「もっと!」ともう一度読むことを要求する、持ってきた分を読み終わると最初の一冊からもう一度……と、ひたすら絵本の無限ループでした。
パパの帰宅で目がパチリ「なぜ今!」
体遊びをしたり、大量の絵本を読んだり、歌を歌ったり。いろいろな手で必死で寝かしつけをして、手ごわい娘もやっと布団に転がってうつらうつらしはじめたとき……。「ガチャ、バタン!」そう、パパの帰宅です。
「お父さんだ!」と閉じかけていた目をパチリと開け、うれしそうに布団から抜け出ていく娘。「ただいま~」と娘に会えて喜んでいる夫の声を聞きながら、「なぜ今!」と何度も心の中でつっこんだものです。
部屋を出るまでがミッション!
すうすうと寝息を立てはじめた娘。添い寝をしていた布団からそっと抜け出し、部屋を出ようとすると、パチリと開く娘の目。もう一度隣にもどる私。また娘が寝入り、やっと部屋を抜け出すことに成功! そう思いきや、ドアを閉める気配でパチリ! 再び娘の隣にもどります。
そして今度は長めに時間をおき、そ~っと布団を出て、そ~っと歩き、そ~っとドアを閉めて、閉め終わってから数秒間ほど中の様子を伺ったあと、ようやく寝かしつけ完了のため息をつけるのでした。
ママたちにとって、なかなか悩ましい問題「寝かしつけ」。どこのご家庭もそんなものだろうと思うと少し気が楽になります。苦戦したときは「あるある!」と笑いの種にして育児を楽しめたらいいですね。
著者:里川まちこ
一男一女の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はフィルム写真・旅行・手芸。とくに毛糸小物を作ることが毎年冬の恒例。