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「内緒話してくるのがイヤ…」なぜ被害者側の肩身が狭くなるの?モヤモヤが募る母 #三男が学校で初めて泣いた日 9

「三男が学校で初めて泣いた日」第9話。2014年生まれの三男・ケイくんが小学2年生のときのお話です。ある日、ケイくんは小学校の敷地内で、高校生くらいの男の子に呼び出され、泣かされてしまいます。その男の子は、同じクラスの女子・Sさんの兄でした。
「Sにひどいことをしたんだから、ごめんなさいを言ってよ」と、Sさんの兄に身に覚えのないことを咎められたケイくんは困惑し、涙してしまいます。Sさんの兄は事実確認もせず、直接ケイくんに謝罪を強要したのでした。

翌日、ケイくんに付き添って登校したふくこさんは校長室に呼ばれ、校長先生と担任の先生からその後の話を聞きました。先生方がSさんの保護者に何度も電話を入れたものの、まったく電話に出なかったと聞いて、ふくこさんは「せめてSさんに事情を聞きたい」と先生方に伝えます。自宅に戻り家事をしていると、Sさんに直接話を聞いた担任の先生から電話がかかってきました。

Sさんとケイくんと話を聞き、事実を確認した先生。

 

Sさんは、「ケイくんに『大嫌い、転校しろ』と言われて、ママとお兄ちゃんが怒った」と言います。

一方ケイくんは「そんなことは言っていない。でも、ちょっと前、Aちゃんに『Sちゃんのこと好き? 嫌い?』と聞かれたから、答えに困って『ふつう』と答えた」とのこと。

 

Aちゃんが事実を曲げて、Sさんに伝えていたことが判明。つまり、Sちゃんが言われたことは誤解だったのです。


しかし先生からは、「誤解だったということが、お家の人にどう伝わるかは分からない」とはっきりしない答え。

これは何か事情があるのかも、と感じたふくこさんは……。
 

 

Sさんちって、なにかワケあり…!?

 #三男が学校で初めて泣いた日 9

 

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「こっち見ながら内緒話をしてくるのがイヤだった」とケイくん。
チラチラ見られながら内緒話をされるなんて、大人でも嫌ですよね。


ふくこさんは改めて「ケイの心が一番大事」と目線を合わせて伝えます。
するとケイくんは、「ツライときの避難場所があると助かる」と正直な気持ちを伝えてくれました。


お母さんは先生に電話でお願いすると明るく答えたものの、心の中は「どうして困っている側ばかりが肩身の狭い思いをして走り回らないといけないのか」とモヤモヤしてしまうのでした。


 

愛する自分の息子が女子の抗争に巻き込まれた結果、男子高校生に泣かされて、夜中に叫ぶほどの恐怖を感じてしまった……。そのことで学校と毎日やり取りをするのも、先生にお願いをするのも、家族で話し合うのも「困っている側」ばかり。

 

「した側」の家族にも何かしらの事情はあるのかもしれませんが、現時点で困ることもなく普通に生活していると考えると、ふくこさんのようにモヤモヤしてしまうのも当然です。
「困っている側」が今どんな思いで、どれだけの恐怖や理不尽さを感じているのか、「した側」の人たちにも分かってもらいたいものですね。

 

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター安田ふくこ

    2007年生まれのハル、2011年生まれのツトム、2014年生まれのケイ、男の子3人の育児に奮闘中の母。Instagramやブログで、三兄弟との日常を中心に家族のことを描いています。

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