記事サムネイル画像

40代で糖尿病に! 前向きになれなかった治療。でも信頼できる医師に出会うことができて【体験談】

40歳になった途端に糖尿病が判明し、毎回つらい採血なのに採血量を間違えたり、むくみのひどさを訴えても熱心に聞いてもらえない診断にモヤモヤ。転院することにより、安心して診断を委ねられて、自分も治療に前向きになれる医師に出会えた体験談を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
5 クリップ

 

40歳で糖尿病になった

40歳で転職した職場での健康診断。血液検査で初めて要精査となり、近所の病院に再検査へ。血糖値は高く、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は6.3だったと記憶しています。

 

体重も10年前から10kg増加。ストレス発散と言っては夜中にスナック菓子とチョコレートを交互に食べ、仕事を頑張ったご褒美と言ってはコンビニスイーツやケーキに和菓子にパフェ。高カロリーなお肉や回転寿司のランチと食べ歩き、ついには腹囲も100cm近くに……。不健康極まりない体形でした。

 

血液検査の後、糖負荷検査や食事指導があり、実感のないまま糖尿病という診断。糖負荷検査では甘い炭酸水を何度も飲むので、炭酸の苦手な私にはつらい検査でした。栄養士の食事指導も頭ではわかるけれど気持ちがついていかない。「面倒くさい」が正直な感想でした。その日は薬は出ずに、運動と食事で様子を見ることになり帰宅しました。

 

担当医は数値を見ても私を見てくれない?

おくすり手帳と薬

 

1年ごとに健診から再検査を繰り返し、勤務先に近い中規模総合病院の内科に通院していました。初診時からの担当医師は若く、検査の数値で診断し、説明はよくしてくれました。

 

ただ、聴診もなく、むくみがひどいと訴えても軽く見る程度で、話を聞いてくれない気がして悲しくなりました。他にも採血量を間違えたり処方薬の日数を忘れたり、不信感が少しずつたまっていきました。

 

また、最初に処方された大きな錠剤は飲みにくく、しっかり飲むことができないでいました。自己判断で薬を飲まなくなるのはいけないとわかっていながらも、薬を変更してほしいという相談ができずにいました。それから薬は2回ほど変わり、現在も服用している小さめの錠剤の薬に落ち着いたものの、食べる量が変わらなかったので、HbA1cの数値は6から7を行ったり来たりです。白血球の数値が何カ月も10000を超えているので、甲状腺や副腎の検査をしたのですが、結果は特に悪くなく、白血球だけが高止まり。

 

当時の私は睡眠時無呼吸症候群もあり、副業アルバイトをしていて睡眠不足。また職場の人間関係のストレスもあったので口内炎もよくできていたし、体調はとても悪かったと思います。それが原因かどうかはわからないまま、転職したことで病院から遠くなるため、転院することにしました。

 

 

細かく説明してくれる人柄の良い先生

笑顔で患者と話す医師

 

そして隣の市の個人医院へ転院しました。70代の医師が1人と看護師が2~3人の小さな医院です。私の周りでは評判がよく糖尿病治療に詳しいと言われており、コロナ禍により先着順で時間が区切られていましたが、そうでなければ患者さんで賑わっているほど人気です。

 

門をくぐると、にこやかに言いたいことははっきり言う、でも患者を否定しない。時折滑舌が悪く何を言っているかわからないけど、世間話が好きでついつい話が長くなる高齢の先生がいらっしゃいました。聴診も触診も血圧測定も先生がしてくれます。病気を数値だけでなく、体の変化がないか実際に見てくれることに安心感を覚えました。

 

採血の項目や結果は細かく伝えてくれ、今までしたことのない筋電図の検査までありました。足の先が冷たいとエラーが起こるからと、看護師さんは何度も温タオルを足に当ててくれて、10分ほど経過してから検査です。くるぶしに電極を当てるとピリッとしたしびれが6回ずつ走り、終了。

 

結果は正常値だと教えてもらいました。白血球の値はまだ高めではあるものの9000ちょっとまで下がり、特に問題ないとのこと。ひとまず安心しました。

 

まとめ

5年間に3カ所の病院に通院しました。最初の病院は知り合いが多かったので検査だけで行かなくなりましたが、2カ所目の若い医師の対応に疑問や不安を抱きながら通院していたときはモヤモヤばかりでした。

 

現在通院中の医師は高齢ですが、しっかり根拠や理由を教えてくれるので安心して通院できると感じています。今でも食べることが好きでなかなか良い数値は出せていませんが、病院の大きさや医師の年齢ではなく、程良いコミュニケーションの取れる医師とスタッフがいる医院が、安心感を得られて自分に合っていると感じています。

 

まだまだ付き合いが長くなる糖尿病ですが、先生のお話を聞いて少しでも良い数値になれるよう努力したいと思います。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/サトウユカ

 

 

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:えっか

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    現在ログインしていません。ログインしますか?
    シェアする

    • 通報
      自分が信頼できるお医者さんが一番ですよね

  • あわせて読みたい

    気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    医療の新着記事

  • PICKUP

    ベビカレアプリ
    新コーナー!

    ✨今すぐ✨
    チェック →