お父さんの手術に反対していたお母さん。手術の同意書のサインを拒否すると、お父さんは妹のもとに詰め寄り、半ば無理矢理サインを書かせていました。
そうして手術が決まったお父さんは、周囲の心配をよそに生き生きしていました。
孫の成長に喜び、毒太についても、
「真面目に働いて金稼いで、今は何の不安もない! 安心してお前たち任せられる」
とお父さんは語るのですが、それを聞いた瓜田チャリさんは……?
「手術の日は仕事を休んで付き添いたい」と夫に相談すると…
「真面目に働いて、孫と娘を安心して(毒太に)任せられる」と言うお父さん。
その言葉を聞いた瓜田チャリさんは、毒太が上司と喧嘩して前の会社を勝手に辞めたことや、不倫していたことを思い返していました。
「お前が子どもを連れて実家に戻ってくるとか、覚悟せなあかん日が来たりして……とか思ったけど、今はもう何の心配もないな」
笑顔でそう言うお父さんを見て、瓜田チャリさんはこれまでのことを何も話さなくて良かったと思いました。
そしてお父さんから手術の日程を聞いた瓜田チャリさんは、その日は仕事を休んで、1日病院にいると申し出ました。
しかし、有給を使い切ってしまっていたため、手術に付き添うなら欠勤にしてもらうしかありません。職場は人員が余っているため迷惑がかからないものの、1日休んだらその分の日給が減ってしまいます。毒太の給料に瓜田チャリさんの給料を足してやっと生活している状況なので、日給が減るのは地味にいたいのです……。
そんなこともあり、
「お父さんの手術の日に仕事を休んで病院に行ってあげたい」
と瓜田チャリさんが毒太に相談すると……
「え? 病院行って何すんの?」
と問われました。
瓜田チャリさんが手術室に見送りを……と答えると、
「出た! 大げさw」
と毒太は馬鹿にしたように笑うのでした……。
お父さんの手術の日は仕事を休んで病院に行きたいと言う瓜田チャリさんに対し、大げさだと笑う毒太。自分の親が手術を受ける、ましてや重度の糖尿病で一度断られるほどリスクを伴う手術……大げさだなんてなぜ笑えるのでしょうか……。もしものことを考えたら、しっかり手術室まで見送り、手術が終わった後もすぐに出迎えてあげたいと思うのは当然のこと。これ以上毒太のせいで瓜田チャリさんの心をすり減らしてほしくないですね。