喉に舌が詰まって窒息するような感覚があった、もしゃもぅさん。それは「寝たらしんでしまうかも……」と思ってしまうほどの苦しさで、その状態が2日間も続きました。
入院6日目になったころ、ようやく舌の違和感が消えます。吐き気や嘔吐はまだあるものの回数はずいぶん減り、つい「暇だな」という言葉が出るほど余裕が出てきました。
しかし、そんなもしゃもぅさんを次に待ち構えていたのは、人生でこんな経験をするなんて、と思ってしまうほど、恥ずかしい試練でした。
こんな日本語言うことになるとは…
※誤)開放 → 正)解放
入院当初は1日に8回は嘔吐していたのが、入院6日目には1回にまで減りました。
すると、ついに便が出そうになりました!
血便の検査があるため、便が出たらナースコールをするように言われていたもしゃもぅさん。便を人に見せなければいけないという、恥ずかしすぎる事態ですが、検査のためにはいたしかたありません……。
採便の方法は、便器に紙をのせ、その上で排便するというもの。無事に採れたのでナースコールをして看護師さんを待ちます。……が、待っている間に、もしゃもぅさんは自分の便の臭いで吐き気をもよおしてしまいます。
目の前のトイレには自分の便。吐き気がおさまっていたため油断して袋なども持ち合わせておらず、吐くところがないというピンチ!
結果、看護師さんが部屋まで来てくれたときには、便の残った便器とそのとなりで嘔吐する姿を見せることになってしまいました。
嘔吐が落ち着いたもしゃもうさんをおそった次のピンチは、自分の便の臭いでした。看護師さんに見せることを恥ずかしいと思ってしまうのは無理もないですよね。けれども検査をしてもらうためには必要なこと。助産師さん曰く、便秘で腸の中に長くとどまっていたために酸化して黒くなっている場合や、腸内の変化が原因で黒くなっている場合、または血便であるなど、便が黒い場合はさまざまなことが考えられるようです。黒っぽい便が出たときは自己判断せず、かかりつけの医師に相談すると安心ですね。
監修/助産師 松田玲子