(※)母子分離不安:子どもが母親など愛着対象から離れることに、強く不安を感じる状態。
これまで、すべてひとりで問題を抱えてきたねこじまさんは、わっちちゃんの様子について夫に話をしたことがありませんでした。
最近のわっちちゃんの様子を初めて聞いた夫は
「車で送っていけば?」
「無理せず休ませれば?」
「一緒に歩いていく意味とか、勝手に思っているだけやろ」
と軽く捉え、ねこじまさんの気持ちに寄り添ってくれる様子がありません。
結局、「自分でなんとかするから大丈夫」と夫に告げ、孤独感を抱えたねこじまさん。
その後もわっちちゃんと一緒に登校を続け、気づけば7月になっていました。いつものように登校に付き添い、帰ろうとすると……。
娘を教室まで見送る登校ルーティーン
4月から一緒に登校をするようになり、いつの間にか季節は変わって、7月なっていました。わっちちゃんの様子に変化はなく、「1年生のうちは、こんな感じかもなぁ……」と覚悟するねこじまさん。
わっちちゃんを教室まで送り届け、担任の先生が現れたらあいさつをして、学校を後にするというのが毎日のルーティーンになっていました。
この日は、校長先生がちょうど門を閉めようとしているところに遭遇。
校長先生は、毎朝笑顔で元気いっぱいにあいさつをしてくれて、ねこじまさん親子のことを見守ってくれている心強い存在でした。
わっちちゃんを送り届けたあとは、帰り際にハグをして「どうか笑顔で過ごせますように」と願いを込める日々。3カ月間もやさしく寄り添い続けるのは、並大抵のことではありません。
SNSのコメント欄には、
「3カ月以上も続けるのはすごい! やさしい言葉から、わっちちゃんへの思いやりが伝わってくる」
「もし自分だったら、ここまで寄り添えるかなって、いつも思う」
「これって、本当に親子にとって長い長い闘い。しかも孤独な闘い」
と、ねこじまさんの言動に対して尊敬&感動の声が多数!
毎日心に余裕を持って過ごすのは、なかなか難しいもの。無理のない範囲で、子どもの気持ちを受け止められる母でありたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。