当時、同棲中だった私たち。家事を手伝ってくれたり、買い物に行ったときに重い荷物を率先して持ってくれたりと、普段からとてもやさしい彼ですが、ある生理の日、彼の態度がいつもよりさらにやさしくなりました。「今日は生理でしょ? つらいだろうからゆっくり休んでて。夕食は僕が作るから」と声をかけてくれたのです。
実は、彼がやさしくなったのは、生理に関する1冊のマンガがきっかけでした。
彼は、同性の友人に「これ、読んでみなよ」と言われ、生理について描かれた1冊のマンガを渡されたそうです。今まで知らなかった生理のつらさをマンガを通じて知った彼は、「こんなにもつらいことがあるのか」と、とても驚いたのだとか。
そのマンガを読んだあとは、生理日に私が下腹部痛がつらく気分がだるいときに、使い捨てカイロや温かい飲み物を用意してくれたり、いつもより多く家事を負担してくれたりと、彼はきめ細かい心づかいをしてくれるようになりました。そんな彼の気づかいがとてもうれしく、男性が女性の生理を理解するのは難しいことだと思いますが、マンガがとても良いきっかけになったと思っています。
その後、彼とは順調に交際を進めて結婚に至りました。これ以上ないくらいに私のことを大切にしてくれる彼のことを、私もずっと大切にしていきたいと思っています。
原案/佐藤みあさん
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
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