責められたように感じる
他人のささいな言葉で「責められた」と感じてしまう私は、これまで人と距離を置いて過ごすことも多くありました。
そんな私は、とても温厚でやさしい現在の夫と出会って結婚。そして、結婚と同時に義実家で義両親と同居することになりました。
普段はおだやかに生活できていますが、他人の言葉に対して「責められた」と感じてしまう“思考のクセ”が、夫や義両親に対してもあるのです。
例えば、義母に「電気代が上がったねぇ」と言われたら、「あなた節約が足りないよ」と責められているように感じて落ち込んでしまいます。
クセを直したい!けれど…
義実家での同居生活を始めて4年が経ちますが、義父母に対してはまだ気をつかっているところもあるため、自分の気持ちを伝えることはありません。しかし、気心の知れた夫が相手だと、つい反論してしまいます。
ある日、ベランダに干している洗濯物を見た夫が「ベランダの洗濯物が冷えちゃうかも」と私に言いました。夫はただ思ったことを口にしただけでしたが、私は「すぐ片付けろってこと?」と反論してしまって……。
すると、夫は「君を責めるつもりで言ったわけじゃないよ。どうしてすぐに責められたと思い込むの?」と悲しそうに言いました。夫の反応を見てハッとした私は、気持ちを落ち着けて「ごめんね」と謝りました。
自分でも、この“思考のクセ”にほとほと嫌気がさしてもいるものの、一朝一夕に直るものではありません。相手のささいなひと言に「責められた」と感じ、落ち込む自分を「なんですぐに勘違いしてしまうんだろう」と責める、そんな負のループに陥っていたのです。
夫はいつも味方でいてくれる
そんな私を見かねて、夫は「クセを直そうとするからつらいんじゃない?」「長い時間をかけてついたクセなんだから、それと同じくらい気長に待たないと直らないと思うよ」と言いました。
さらに夫は「自分を責めなくていいよ。自分の気持ちを受け入れたほうがラクになると思う」とやさしく言ってくれたのです。
それからも、他人のささいな言葉に「責められた」と感じてしまうことはありましたが、夫がくれた言葉を胸に自分の感情を丸ごと受け入れるようにしました。
そうすることで、心が軽くなったように感じます。
私の“思考のクセ”にキッチリと向き合ってくれる、やさしい夫。そして、未熟な私をあたたかく見守ってくれている義父母にはいくら感謝してもしきれません。夫の言ってくれた通り、自分の気持ちを受け入れて、すこしずつ成長できたらいいなと思っています。
著者/つちやです
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