オープン初日。夫は実のお母さんに花輪や祝儀や親戚を連れてくることを強要。お母さんは言われたとおりに祝儀を持ってやってきました。
オープン翌日からはじめたランチ営業は大人気に。しかし、立ちっぱなしの仕事にRINさんは体力の限界を迎えてしまいます。夫は厨房で休めと言いますが、そうもいかない事情があって――!?
もう限界!
※誤)やってのよ? → 正)やってるのよ!
オープンの翌日からはランチ営業を始めた2人。ランチは混雑してほとんど暇と思うような時間はありませんでした。やがてランチが評判になって、夜の営業も少しずつ忙しくなっていきます。
ホールを主に担当しているRINさんは、営業時間以外は仕込みやオープン準備でほぼ立ちっぱなしの毎日でした。
「腰が痛い……。もう立てない……」
限界を迎えたRINさんが弱音を吐きました。すると夫は
「甘えてんじゃねーよ!! 早く仕事行くぞ!!」
RINさんのつらさをまったく理解してくれません。厨房で料理を作り終わると座ってスマホを見ているだけの夫に、RINさんはイラっとして言い返しました。すると落ち着いたときに厨房で座っていればいいと夫は言いますが、過去に食い逃げされてしまったことがあるのでそうもいきません。
「料理作り終わったらあなたがホールに出てよ!」
「ランチだってほとんど私がやってるのよ!」
「あなたが寝ている間に細かい仕込みと掃除は私がやってるのよ!」
これで甘えていると文句を言うならあなたがやってほしいと、RINさんも声を荒げます。
「求人出すよ……」
夫は夜のアルバイトを募集することにしました。
◇ ◇ ◇
RINさんはモラハラ夫さんとの仕事分担に不満があったようですね。自分の限界を伝え、モラハラ夫さんにもっと仕事をしてほしいとお願いしても、代わってくれることはなかったようです。アルバイト募集で解決しようと、意地でも自分の労働量は増やすまいとする姿に、RINさんは「自分がやりたかったことなのに」とほとほと呆れてしまった様子。仕事や家事や育児など夫婦で分担をする場面はさまざまあると思いますが、つらいと助けを求めている人に「甘え」だと言うのではなく、お互いの状況をよく確認し合い、話し合って解決策を見つけたいものですね。