47歳で始めたライターという仕事
2021年3月、偶然見つけた1枚の広告をきっかけに、私はWebライターを始めることにしました。ちょうど趣味的な何かを始めたいと思っていたこと、副収入が欲しかったこと、昔から手紙を書くのが好きだったことなど、始めようと思った要因がいくつか重なって、やってみることにしたのです。
いつもそうですが、新しいことを始めるのに特に不安はなく、楽しい未来しか思い浮かばないというお気楽な性格なので、ちゅうちょすることはありませんでした。
ただ最初は、さまざまな案件に応募しては落ち、応募しては落ちを繰り返し、そのうちゲンナリしてきました……。だんだんと、自分で寄り好みをしていてはいけないという気持ちになってきたのです。
今になって思えば、どこの馬の骨かもわからないのでなかなか受からないのも当然だと理解できます。しかし当時は、自分には何の取り柄もないのが原因なのだと思っていました。
始めてはみたもののうまくいかない
そんなとき、資格を持っている人は有利なんだと知りました。応募する案件のところどころで見かける保有資格欄。執筆できそうな記事なのに資格が足りない。そう思って諦める案件がいくつかあったのです。私が持っている資格では太刀打ちできないことも多々あり、いろいろな記事がかけるよう「欲を言えば、税理士か社会保険労務士などの士業の勉強をしてみたい」という気持ちが芽生え始めました。
ただ同時に「でも今からでは無理だろうな。もう47歳だし」と初めて思いました。最近の物忘れの激しさと記憶力の低下から、最初から弱気になったというか、無理だと感じたのだと思います。誰に話しても「無理でしょ」と言われるだろうと想像できましたし、何より自分自身がそれを一番よくわかっていると思っていました。
10歳上の先輩からの驚きのメール
私がそんな葛藤をしていたある日に届いた一通のメール。差出人は、6年前まで一緒に働いていた先輩からでした。
「お元気ですか? 早いもので、横浜に引っ越して6年になります。病院勤めを始めて5年の節目になった去年から、看護師の資格を取ろうと勉強を始め、このたび国家試験に合格しました。苦労しなかったと言えばうそになりますが、無事合格して安堵しています」
そんな内容に、声を出してビックリです。先輩は私より10歳年上の57歳。アラフィフどころか、もうすぐ還暦です。その先輩が看護師の資格を取ったというのです。あっぱれと言うか、感服しました。それと同時に、最初から諦めていた自分に喝を入れることができました。
私も…頑張ってみよう!
初めから諦めるのではなく、何事にも取り組んでみよう。年齢は関係ない。思い立ったときが最適なときなのだと改めて実感しました。資格取得に取り組むことで、その事柄についてより深く学ぶことになります。学んだことだけでなく、そこまでの過程も自身のためになり、たとえ資格が取れなかったとしても、大きな財産になることは間違いありません。
「やれることから始めてみよう」、そう思い直せた出来事でした。いきなり国家資格を受験するような勇気はないですが、1年後には薬機法管理者の資格を取得できるよう計画することを決意しました。そして、年齢は関係ないと思いながらも、やっぱりその年齢でも「挑戦しよう」と思った先輩の生き様に、心からの拍手を送りました。
まとめ
物忘れや記憶力の低下など、年齢には勝てない面が多々あると思う一方で、自分で上限を決めてしまうのではなく、何歳になっても挑戦し続けたいと思いました。
それを教えてくれた先輩に感謝し、少しずつ知識とライティングスキルを向上させていけたら……と考えています。もう47歳、ではなく、まだ47歳。そういう思いで、何にでも挑んでいける気持ちを持ち続けたいと、心から思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:くらげ
23歳社会人、専門2年、高2の娘を持つシングルマザー。本業の他に収入を増やそうと始めたWEBライターだが、時間の使い方がつかめず悪戦苦闘している。【自由と安定】を求めて絶賛精進中。