退勤間近に患者さんが…
ある日、ちょうど診療時間が終わりかけたころに新たに入院を希望される患者さんが来られました。入院手続きが必要かもしれないとなると、どうしても手が足りなくなります。
通常であれば、上司である課長が残り、私たちには「もう帰っていいよ」と声をかけてくれるのですが、その日に限っては何も言われませんでした。私は「もしかしたら入院の指示が出るかもしれない」と思い、その場に残っていました。
帰っていいと言われたけれど
しばらくして事務長が退勤する際、受付を通りかかったときに「まだ残っているの?」と声をかけられました。私は「はい、入院の指示があるかもしれないので」と答えました。すると事務長は「課長が残っているから、あなたは帰っていいんじゃない?」と提案してくださいました。
ところが、課長は長い間、病棟業務から離れており、現場の手続きには詳しくない様子でした。実際に何かあっても対応できるかどうかが不安だったので、「課長は病棟のことに慣れていないので、私がもう少し残ろうと思います」と事務長に伝えました。
現場のリアルを言えてスッキリ
いつもは課長をかばうことが多い事務長に対して、課長の現場面での不慣れを正直に話すことができて、少しだけ胸がすっとしたのを覚えています。
その後、課長が私たちに何も言わないまま残っていたのは、自分では対応が難しいとわかっていたからなのだろう、と私は感じました。立場こそ上司でも、現場を支えているのは現場のスタッフです。いざというときに頼りになる部下がいないと、業務が回らないのだと改めて思いました。
まとめ
上司である以上、最低限は現場の動きを理解していてほしいと感じた体験でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:小森ちずか/30代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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