鈴木先生の協力もあり、レクトの執着は解けていったものの、同級生から相手にされなくなったレクトは、公園などで下級生の子に声をかけて遊ぶようになりました。
そんな中、ソウのお母さんは、レクトが1年生の子を遅くまで連れ回して問題になっていることや、下級生からゲーム機を借りパクしていることなど、レクトの周りでトラブルが続いていることを知ります。
「ソウが終わっても次の被害者が出てしまうのでは」と不安に思っていると、突然レクトが不登校に。「育児放棄を受けている」と噂のあるレクトに、「もしかして保護されたのかな」とソウのお母さんが考えていると……。
学校に来ない理由は…!?
レクトが学校に来ないことについて、お母さんに話を切り出すソウ。
「レクトが休んでる理由を聞いたっていう友だちがいて、その話が聞こえたんだ」
「その友だちは、レクトくんが休んでる理由を誰に聞いたの?」
「先生に聞きに行ったって」
ソウの話に、「もしレクトくんが保護されていても、先生ならそのことは言わないだろう。体調不良とか、無難に答えるのかしら」と考えを巡らすお母さん。
「それでね、レクトが学校を休んでる理由がね、ケガなんだって」
ソウが聞こえてきたという、レクトが休んでいる理由に、お母さんは思わず顔を引きつらせます。
「こんなに長いこと、学校に来られないようなケガ?」
よからぬ理由に、お母さんは驚きを隠せないのでした。
「育児放棄の可能性がある」というレクトが、ケガで学校を長期間休んでいると知り、さまざまな思いが巡るソウのお母さん。理由が理由なだけに、心配になってしまいますよね。問題の多いレクトですが、ソウのお母さんが感じている、“根拠のない不安”が当たらぬよう願うばかりです。