夫の知られざる一面にびっくり
私は、会社の同僚だった夫と2年の交際の末に結婚しました。結婚後、一緒に生活を始めると彼のある一面に驚かされました。実は夫はかなりの節約家だったのです。例えば、買い出しに行くときは、欲しいものが一番お得に買える場所を探すところから始まります。私がうっかり他のお店よりも高い値段で買ってしまうと「無駄遣いをするな」と鬼の形相で怒られるのです。
節約を強いられるのは買い物だけではありません。日常生活でもたくさんのルールがあり、夫は水道代がもったいないという理由で、トイレを数回に一度でしか流さないのです。さらに、お風呂の湯もは張り替えず何日も入るように強く言われます。
私はかなりの潔癖症なので、お風呂のお湯は入るたびに新しく入れ直したい派。一度使ったお湯に入るのは、精神的にも不快ですし、なによりも不衛生です。しかし、どんなに夫にお願いしても聞く耳を持ちません。
夫が決めたルールで一番きついのは…
夫が決めた数々の節約ルールのなかでも私が一番きついと感じるのは、暖房をつけないことです。特に、冬の寒い時期は暖房をつけて快適に過ごしたいですが、夫は光熱費が高くつくからといって、エアコンを稼働させることを許してくれません。「ダウンジャケットを羽織れば暖かく過ごせるからエアコンをつける必要はない」と言うのです。
このような夫の厳しい節約術のおかげで貯金はかなり貯まりましたが、精神的にはかなりつらいです。夫は将来のことを考えて、できるだけ節約してお金を貯めたいと考えているのでしょうが、私としてはもう少し精神的にゆとりのある生活をしたいなと思っています。貯金が貯まったことを挙げ、一度夫婦で話し合いができたら……と考えているところです。
著者/山本裕子
イラスト/アゲちゃん
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