和装は室内での撮影でしたが、ドレスは屋外の撮影だったこともあり、開放的な気分でした。撮影にも慣れノリノリでポージングに応えていた私たち。「次はお姫様抱っこをしましょうか」とカメラマンさんに言われ、夫が私のことを持ち上げようとしたときです。「ビリッ」という嫌な音が聞こえ、一瞬、時が止まったような感覚がありました。恐る恐る夫の足元を見ると……夫が私のドレスの裾を踏んでおり、チュールの部分に裂け目が!
どうしようどうしよう!と焦る私たちでしたが、カメラマンさんが落ち着かせてくれ、ひとまず撮影は続行。ただ、その間もドレスのことが気になり、2人で冷や汗が止まりませんでした。
撮影が終わったあと、スタジオの方に謝罪し、ドレスの修繕費を申し出ましたが、「よくあることなんですよ」と言われただけで、請求はされませんでした。後日仕上がった写真には、チュールの裂け目がしっかり写った写真もあり、夫婦で何とも言えない気持ちに。ただ、数年が経った今では、夫婦の笑い話となりました。
著者:三崎かんな/30代女性・地方在住、一児の母。子育ての傍ら、ハンドメイド作家として日々模索中。
作画:加藤みちか
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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