大泣きするゆらちゃんを抱っこしながら、布団で横になって寝ている夫を見たゆのさん。自分だけ育児をしているという孤独感が強まってしまいます。そしてついに感情が爆発して夫の横で泣きだしました。泣き声で目を覚ました夫に、ゆのさんは泣きじゃくりながら、寝かしつけを代わってほしいことを伝えました。すると、夫はまさかの行動に出て――!?
目を覚ました夫の反応
やっと寝てくれたと思ったのに、すぐに目覚めて泣きだしたゆらちゃん。いつもと同じ夜でしたが、ぐっすり寝ている夫を見て、ゆらさんの目には涙が込み上げてきました。目を覚ました夫に「大丈夫?」と声をかけられますが、一体何から伝えればいいのかわかりません。そしてなんとか絞り出して伝えたのは次の言葉でした。
「少し、今、代わってほしい……。私、もう一生横になって眠れないかも」
夫はそれを聞いて、「ミルク作っていいかな?」と答えます。ゆらちゃんは小柄なので、できればおっぱいのあとに追加で育児用ミルクを飲んでほしいと思っていました。しかし夜中のミルクはいろいろ試しても飲んでくれず、あきらめた経緯があります。
育児用ミルクをあげようとする夫を不思議に思いながらも、「うまくいかなくても試行錯誤してもらえば、きっと育児の大変さもわかってくれる……」。そう言い聞かせて、何も言わずに任せることにしました。
当時を振り返り、ゆのさんは「産後のメンタルのコントロールができず、振れ幅がジェットコースターのようだった」と言います。助産師さん曰く、産後は体内のホルモンバランスが急激に変わるため、自律神経系に影響を及ぼすことがあるのだそう。特に産後1~3カ月は産後うつになりやすい時期なので、頑張りすぎないことが大切だと言います。つらいと思ったら早い段階で旦那さんや家族、行政、出産した施設など、周囲に相談できるといいですね。
監修/助産師 松田玲子