生まれたばかりの娘に、義父が衝撃発言!?
出産を終えた私のいる病室に義両親が入り、娘を目で確認したあと、義母は涙を流して娘の誕生を喜んでくれ、普段あまり笑わない義父もまた、うれしさを隠し切れない表情をしていました。
私は義両親に「(娘を)抱っこしてください」と声をかけ、義母が「かわいいね~!」と言い、義父は「うわぁ……小さいなぁ……」と言いながらうれしそうな表情。しかし次の瞬間、聞き捨てならない言葉を発したのです。
「かわいいね~、はなちゃん」。
一瞬、耳を疑いました。なぜなら娘の名前は「はなちゃん」ではないからです。しかしなぜか、「はなちゃん、はなちゃん」と何度も娘に声をかけている義父……。
義両親には出産前に「名前の候補はありますが、生まれてから顔を見て、決めようと思っています」と伝えていました。まだ娘の名前を義両親に伝えていないのにもかかわらず、当たり前のように「はなちゃん」と違う名前を呼ぶことに対し、1人目出産直後の私にはショックが大きかったです。それからしばらくは、義父と会うとそのことが思い出され、嫌な気持ちになることもありました。
現在、そのとき生まれた娘は4歳。今思えば、1人目だったことや出産直後の出来事で、義父の「はなちゃん発言」を冷静に受け止めることができなかったのだと感じます。
もし冷静に受け止められていたら、その場で義父に「名前は後日お伝えさせていただきますね」と言えたと思うのです。
義父もきっと悪気があったわけではなく、娘のことをなんて呼んだらいいかわからず、適当に言っただけなのだろうと思い、自分の中でモヤモヤした気持ちを消化させることができました。
何より赤ちゃんの名前を先に決めて伝えておけば、こんなことにはならなかったので、2人目が生まれる前には義両親に名前を伝えておきました。1人目出産後のこの出来事は、今では私の中で笑い話になっています。
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イラスト/ななぎ
著者:下園ひかり
4歳の娘、1歳の息子、夫との4人暮らし。バックパッカーとして2年間で25カ国を周遊した経験あり。さまざまな国で生活した経験から、常識に捉われない育児を実践中。自身の育児経験をおもしろ話にして情報発信するブロガー兼ライター。