現在、義母は義兄と同居しており、夫はそれが不満な様子。夫も義母と同居を望んでいたようで、義兄と張り合うように親孝行をしたがるようになりました。
妻のお金で義母にブランド品をプレゼント!?
ある日、珍しく家でゴロゴロしていた夫。するとインターホンが鳴り、義母が突然家にやって来ました。驚きましたが、どうやら夫が招待していたそう。
夫は「母さんが来たよ! しっかりおもてなししてくれよな」とすべて私に丸投げです。派手メイクの義母はブランド物のスカーフやバッグを持っており、夫が買ってくれたと話しています。
義母に隠れて値段を確認すると、夫はなんと、私のクレジットカードや通帳を勝手に使って買っていたことが発覚! 今の家計ではブランド品を気軽にプレゼントできるわけがないのに!
夫に理由を問いただすと、義母にプレゼントを送って気に入られて、遺産を手に入れようと企んでいるのだとか。私は呆れてものも言えません。
隠していたお金で義母と夫が豪遊!
1週間後、義母が再び家に来ることに。私は家の引き出しに「ある物」を入れて、外出しました。私が帰宅すると、義母と夫はお寿司を食べ、義母はまたもや高価なブランドバッグを買ってもらったことを自慢。
私が引き出しに隠していたものは、現金60万円。夫に「触らないで」と言っておいたのに、勝手に使っていたのでした。夫は「お前は優しいなぁ」と言い、義母も「太っ腹ね」と感謝の言葉を述べています。
夫は満足そうでしたが、私は「これで最後」と言って二人の豪遊を終わらせる決意を固めました。
使い込んだ60万円の真実
実は、数日前に義兄から私へ「結婚するから実家を出る」と連絡がありました。義兄は義母に今後一切関わらず、財産はすべて夫に譲るとのこと。義兄はお金の管理をしていたものの、義母がこっそり引き出しては豪遊した結果、残りはわずか60万円だったのです。
そして今回引き出しに入れていた60万円は、その最後の遺産でした。これで義母が持っていた遺産はゼロになり、残り家のローンと税金を払わなければならなくなったのです。
真実を知った義母と夫は青ざめ、「お前のお金を全部使い込んでから離婚して、2人で暮らしていこうと思っていたのに……」と驚愕の計画を明らかにしました。夫の本性を知った私は離婚を決意。
浪費家の親子に待ち受ける運命
結局、夫が私に慰謝料を支払う形で離婚が成立。義兄は家にあった義母のブランド品を売って私にこれまで勝手に使い込まれたお金を返済してくれました。
今では私は一人暮らしを満喫し、たまに実家に帰省して親子水入らずの時間を過ごす生活を楽しんでいます。
親孝行は無理してブランド品をプレゼントすることではありませんよね。お互いを思いやり、楽しみを共有することなのではないでしょうか。
【取材時期:2024年8月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。