周りの友だちよりも幼かった私
私が初潮を迎えたのは小学校6年生のときでした。今から約40年前のことですが、当時では比較的早いほうだったと記憶しています。当時の私は身長も低く、やせ型タイプ。周りが恋心に目覚めている中、私は母親にべったりの甘えん坊な性格で、同級生よりも幼い雰囲気の子どもだったと思います。
そのため、生理が始まるのはきっと遅いだろうと私の家族も思っていたようで、生理用品の準備などをしていませんでした。私自身も、生理が始まる予感はなく、「まだまだ私には関係ない」と他人事のようにとらえていて……。
しかし、私たちの予想に反して、小学校6年生で初潮を迎えたのです。
突然の初潮にびっくり
私が初潮を迎えた場所は祖母の家でした。家から車で15分程度の場所にあり、週末によく泊まりに行っていました。普段は母と兄と3人で泊まりに行っていましたが、そのときはたまたま私ひとり。先述したように私はいつも母親にべったりだったので、内心ではきっと不安を感じていたと思います。
詳しくは覚えていませんが、祖母宅でトイレに行くとパンツに経血のようなものが付着していてびっくりした記憶があります。母がいなかったこともあり、私は恥ずかしさから誰にも伝えられずに悶々としていました。最終的にどのような経緯で初潮を迎えたことを祖母に伝えたか忘れてしまいましたが、叔母が慌てて生理用品を準備してくれたことは記憶に残っています。
なんとなく周囲がざわついている雰囲気を感じて恥ずかしくなり、翌日帰宅するまで私はほとんど口をききませんでした。そのときは、少しパンツに汚れがついた程度で、その後経血が出ることもなく当時の私は「生理ってこんなにラクなんだ」と感じたのを覚えています。
「成長が早いと初潮も早い」という私がよく聞いていた定説に反して、幼いタイプだった私は周囲よりも早く初潮を迎えました。体に関することは、本当に人それぞれで違うんだなと改めて感じた出来事でした。
著者/匿名
監修/助産師 松田玲子
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