ついに来た!白髪染めデビュー
私が子どものころ、出かける前や人が集まるときの前などに、母が自宅で白髪染めをしているのをよく見かけました。旅行や学校行事など、事前にわかっている予定であれば計画的に白髪染めをしているようでしたが、問題は突然の訃報やお誘いなどが発生した場合。母は連絡を受けた直後から戦闘モードに突入するのです。
だいたいいつも母が白髪染めに要していた時間は1時間半くらい。それを終えた上で、家のことや身支度をバタバタと整えるので、出かけるころにはすでに疲れ切っている様子でした。私は「白髪があると大変だな。こうやって手入れをしなくちゃいけないときがいつか私にも来ちゃうのだな」と思いながら母を見ていました。
そして、自分にもチラホラ白髪が目立つようになってきた30歳のころ。ある日、美容院でいつものヘアカラーをお願いしたところ、美容師さんに、そろそろ白髪も増えてきたから白髪染めのヘアカラーにしましょうかと言われました。
ついに私にも白髪染めデビューの日が来てしまった! 多少のショックは受けたものの、白髪一族の一員なので覚悟はできていました。だから、あまり深くは考えず、流れのまま施術してもらうようになりました。
ある美容師との出会い
美容師さんの助言でなんとなく白髪染めに移行しましたが、ポツポツと徐々に目立ってきて気になっていた白髪がきれいに染まり、大満足。これで白髪の悩みはクリアだと思っていました。しかし、年齢が進むにつれて白髪が増えるスピードはどんどん加速。40代になると、染めてから2週間もすると生え際の白髪が気になり始めました。
とはいえ、2週間に1度の頻度で美容院に通うことは無理があります。そこで市販の白髪用のヘアカラー剤を購入し、伸びた髪の毛の根元の部分だけを染めるリタッチを自宅でおこないました。
私が使っていたのは、泡状で出てくる白髪染め剤をコームで髪をとかすようにして染めるタイプの白髪染めです。自宅で自分で簡単に染められるので、これを使ってストレスも特に感じず、2週間に1度のルーティン作業として白髪染めをおこなっていました。おかげで、次回美容院に行くまでの期間もストレスフリーで過ごすことができました。
しかしあるとき、髪の別の悩みが発生して美容院を変えたところ、市販のヘアカラー剤による白髪染めの驚がくの実態を教えてもらうことになるのです。
ヘアカラーをすると白髪ができやすくなる?
担当してくれた美容師さんは毛髪診断士という資格を持っており、髪や頭皮についていろいろ教えてくれました。私の場合、2週間もすると白髪が気になり始めるので自宅でも市販のヘアカラー剤で染めているという話をしたところ、カラー剤には白髪の原因になる過酸化水素(活性酸素)という薬剤が入っているのだけど、美容院のカラー剤と違って市販のカラー剤はこの薬剤が揮発せず、そのまま髪や頭皮に蓄積。それがかえって白髪の原因となるのだというのです!
その美容師さんによると、この活性酸素の残る量は、美容院のカラー剤と市販のカラー剤とでは数十倍違うと言われているそう。そこで、過酸化水素不使用で髪や地肌にやさしい白髪染めがないか、ネットなどで調べました。
すると、過酸化水素はもちろん、香料、着色料、鉱物油、パラベン、動物性原料まで不使用で、染め上がりにも満足のいく「LPLP」というヘアカラートリートメント(約1カ月分の200g・3,330円税込み)にたどり着きました。白髪の原因の一つだった成分が不使用のヘアカラー剤で、白髪が増えていくスピードが緩やかになればと期待しています。
まとめ
今回、偶然にも美容院を変えたことで、過酸化水素が白髪の原因の一つになっていて、自宅で頻繁に白髪染めをすればするほど白髪が増える!という実態を知ることができました。漂白剤や防腐剤など、ヘアカラー剤以外にも使われていて、呼吸によって体内でも生成されるこの過酸化水素という成分。通常なら酵素によって分解され、尿として排出されるのですが、体内で分解し切れないほど摂取していると、どうしても体内に蓄積してしまい、白髪の発生へとつながってしまうそうです。
白髪は遺伝や加齢が原因だと思われがちですが、これからの白髪対策は過酸化水素の蓄積量を減らす!というのが大切だと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:hikky
4人家族で暮らすアラフィフ女子です。50代に突入し、少し自分のための時間もできて、これからまだまだ更なるパワーUPを目指します。