そんな矢先に、保育士さんから見せられた娘の1枚のお絵描き。その絵には人がいっぱい描かれていました。娘の話では、自分の家にはいろいろな人が来てくれるため、その様子を描いたのだとか。家に友だちを呼んだりしていないため、ゆる子さんはびっくりしてしまいます……。
次第にゆる子さんは娘のことを怖いと感じるように。そして、事件が起こったのです……。
娘のことが、怖い……。
娘に霊感のようなものがあるかもしれないと感じたゆる子さん。
それからというもの、ゆる子さんは娘が「ママ~」と話しかけてくるだけでびくびくとしてしまいます。次第にゆる子さんは、娘から話しかけられるのが怖い、それだけではなく娘のことが怖いと思うように……。
ある日のこと。ゆる子さんが娘と外を歩いていると、突然娘が歩道から道路に出てしまいました! そして、なんとそこへトラックがやってきて……!
「あ…! 危ない!!」
ゆる子さんが、娘の手をつかみ引き寄せたため何とか無事でした。
「ど、ど、ど、どうして急に飛び出しちゃうの!?」
ゆる子さんは体を震わせながら尋ねました。すると……。
「ひ……人がいたからよけただけだもん」
娘は泣きながら、いなかったはずの人がいたからだと答えるのでした。
◇ ◇ ◇
急に道路に出てしまった娘さん。一歩間違えれば、命の危険につながってしまった可能性もありますね。ゆる子さんの娘さんの場合は、誰かがいると思ったとのことですが、ほかにも、子どもは興味を持ったものにまっしぐらに進んでしまう、なんていうことも少なくありません。歩道にガードレールなどが設置されていても油断はせず、外を歩くときは大人と手をつなぐ習慣にしておくと安心ですね。