こんにちは。ママライターの上原りなです。産後、完全母乳育児をしていた私は、頻回授乳で常に寝不足、トイレに行くヒマもありませんでした。すると当然の如く膀胱炎になり、悪化し、あわや全身感染症になるところでした。今回は、私が経験した恐怖の膀胱炎についてお伝えします。
熱が38℃台……乳腺炎かな?
母乳の出が悪く、頻回授乳で疲れ果てていた私。睡眠時間の確保のため、トイレに行く時間ももったいないという日々を過ごしていました。
ある真夏の日、ひどい頭痛と寒気に襲われました。「今日はやけに涼しい日だな~」と思って気温計を確認すると、30℃を超える気温。そこでようやく自分だけが寒いことに気付き、体温を測ると38℃を超える熱が出ていました。
ところが私は、乳腺炎になったのだと思い込み、母乳を搾るのみで、病院にも行かずに眠りについてしまいました。
熱が40℃台……救急病院へ!
母乳を搾って眠りにつきましたが、症状はどんどんひどくなっていきました。寒気で体はガタガタと震え、意識も朦朧としてきたころ、もう一度熱を測ると、なんと40℃を超える高熱が出ていることがわかりました。
急いで救急病院に駆け込み、検査してもらうと、膀胱炎が悪化し、腎盂腎炎になる手前との診断でした。腎盂腎炎になると全身感染症の危険性もあるということで、念のため血液培養検査もしてもらいました。検査と治療費は、保険適用で1万円を超えてしまいました。
高熱の中の頻回授乳がつらかった
病院から家に帰り、助産師さんに母乳をあげてもいいのか問い合わせたところ、問題ないとのこと。でも、高熱の中の頻回授乳はとてもつらいものでした。
母乳に影響が出ない薬を飲み、水分を多くとりこまめにトイレに行くことで、膀胱に溜まっている尿と細菌を早めに排出するよう心がけ、なんとか次の日には微熱にまで熱が下がりました。
たかが膀胱炎と思っていると腎盂腎炎、敗血症などを引き起こし、最悪の場合、命の危険もあるそうです。トイレにこまめに行く習慣をつけ、少しでも体調に異変があったら早めに病院に行くようにしましょう。(TEXT:ママライター上原りな)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。