夫婦の交流が少なくなった原因
私たち夫婦は産後セックスレスという問題を抱えていました。かわいいわが子が誕生してから生活が一変し、子どもが中心の生活となりました。それまでは、夫婦一緒に寝ていましたが、夜泣きで夫の睡眠がさえぎられないようにと考え、ベッドも別に。夫を思いやっての行動だったのですが、実は逆効果でどんどん夫を孤独にさせていたのです。
私のなかで気がつけば子どもが第一優先となり、今まで最優先だった夫に対して、気にかける余裕がなくなっていきました。夜は子どもと一緒に寝室へ行き、そのまま寝落ちしてしまうことがほとんど。たまに夫から「セックスがしたい」と誘われても「疲れているから」と断ることも多く、いつしか夫婦の会話も減っていきました。
しかし子どもが1歳になり、そろそろ2人目が欲しいと思った私は夫に相談。すると「子どもが生まれてから全然してないし、子作りのためだけにする気になれない」と言われてしまったのです。
それから夫婦関係がギクシャクしだして、ついには大げんかに。夫から「こんな夫婦関係なら別居したほうがいい」とまで言われてしまいました。子どものためにも別れたくなかったので、なんとかしたいと思い、もう一度夫婦関係がよくなるようにできることはないか考えました。
解消のために取り組んだこと
子どもが大きくなりだんだんとマンションが手狭になってきたので、引っ越すことに。新居には子ども部屋を作り、子どもはそこで寝かせるようにしました。そして、1年間離れ離れで寝ていた夫と再び寝室を共にするようになると、だんだんといびつだった夫婦関係にも変化が。
一緒に寝るようになってからは、以前よりもコミュニケーションを取りやすくなり、自然とセックスの流れになることも増えていったのです。子どもが隣に寝ていないことで、「気づかれたらどうしよう」という緊張もなくリラックスして夫と愛しあうことができるようになりました。
また、たまの休日には子どもを両親に預けて夫と2人だけで出かけるように。この2つの変化があったおかげで夫婦の関係性も元通りになり、2人目の子どもにも恵まれました。
私たち夫婦は子どもができて生活環境が変わったことが原因でセックスレスに陥ってしまいました。どうしても子ども第一になってしまいますが、そのなかでも夫が大切だとしっかりと伝えること、そして夫婦の時間をとるように心がけることで無事、セックスレスから抜け出すことができました。
著者/匿名
イラスト/マメ美
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