こんにちは。ママライターの石原みどりです。私の娘は障害があり、療育手帳を持っています。最初、身体障害者手帳との違いや必要性がわかりませんでしたが、療育手帳のおかげでいろいろなサービスを受けることができています。今回は、その療育手帳についてお伝えしたいと思います。
療育手帳と身体障害者手帳の違い
娘の場合、そしゃく障害や言語障害もあるため、最初は身体障害者手帳を取得したらいいと思っていました。しかし、主治医に相談すると、言語障害などは知的障害の一部となり、身体障害者手帳を申請しても等級が低くなるため、持つ必要性がないといわれました。そこで紹介されたのが「療育手帳」です。
初めて聞いた名前でよくわからなかったのですが、療育手帳とは、知的障害や発達障害を持つ人が取得できる手帳とのことでした。
療育手帳の取得方法
身体障害者手帳の場合は、法律によって規定があるそうですが、療育手帳は法律による規定がないため、都道府県により受けられるサービスに違いがあります。娘の場合、まずは市役所に行って、必要書類を受け取りました。
そして、児童相談所で日常生活の様子の聞き取りと、知能検査が行われます。その結果、知的障害があると認められると、療育手帳が発行されます。私の娘の場合は、取得後3年後に再判定が必要となっています。
療育手帳を持つメリット
身体障害者手帳と同様、療育手帳も等級によって受けられるサービスに違いがあります。娘の場合は、中度と診断されており、医療費は無料、月に3万円ほどの手当てを受けています。こちらは、1年ごとに更新の申請書を提出しています。
また、身体障害者手帳と同様、県内外の施設で障害者割引を受けることができます。美術館などで本人と介助者1名が入館料無料になったり、公共施設の駐車場が無料になったりと助かっています。
わが家の場合、娘が療育手帳を持っていることにより、メリットに感じることが多いです。市役所や主治医に相談すると、よりくわしい情報を得られますよ。(TEXT:ママライター石原みどり)
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