もう…我慢の限界!
27歳になる直前から、急に生理痛が慢性化してしまった私。毎月、内臓をねじ切られるような痛みに、のたうちまわっていました。婦人科では漢方をすすめられましたが、即効性のあるものではなく、飲み続けるのは経済的にもきつそうだと感じ、使う気にはなれませんでした。
低用量ピルも気になっていましたが、当時は残業や休日出勤が当たり前で、毎月病院に通う時間をとれる気がせず、市販の痛み止めだけで生理痛をしのいでいました。しかし、あるときに我慢の限界が訪れ、「もう無理だ……」と思ったときに、オンラインで低用量ピルを処方してもらえるサービスを知ったのです。
オンライン診療を予約!
さっそくオンライン診療の予約。私が利用したところは休日でも24時間受け付けており、好きな日時を選べたため、仕事が忙しい身としてはありがたかったです。診察は電話で数分間で終了しました。年齢や持病はないか、そして服用の目的を聞かれ、「トリキュラー28」という低用量ピルを処方してもらいました。病院で待つこともなく、こんなに手軽に処方してもらえるのかと驚いた記憶があります。
低用量ピルが家に届いたあとは、次の生理の初日から飲み始め、それからは毎日同じ時間に服用することに。人によっては、むくみ、不正出血、胸の張り、吐き気などの副作用が起こるそうです。「吐き気が出ても、そのあとは寝るだけで済むように、就寝前に服用している」という口コミを見て、私も就寝前のタイミングで飲むことにしました。
低用量ピル、どうだった?
低用量ピルを服用した翌朝、食欲が低下したものの、それも数週間でおさまり、最終的に副作用はほとんどなく済みました。生理痛が完全になくなるわけではありませんでしたが、次の生理からは痛み止めもいらない程度にまで生理痛が緩和され、生理中も快適に過ごせるように。
ちなみに、低用量ピルを服用し始めてから数カ月後、より安い価格で販売している別の会社のオンライン処方サービスに乗り換えました。そちらではビデオ通話での診療があり、以前から服用していて体調に異常がないことを伝えたうえで、同じ「トリキュラー28」を現在も処方してもらっています。
まだまだ日本では低用量ピルが普及していないと言われているようです。過去の私のように、婦人科に通うハードルの高さや、副作用への不安から、低用量ピルの服用をためらってしまう人も多いのかもしれません。
しかし、昨今ではオンラインで低用量ピルを処方するサービスが、どんどん増加しているように感じます。もっと気軽に利用でき、私のように生理がラクになる人が増えればいいなと思います。
著者/さやはな
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子
※低用量ピルを服用される方は、オンラインのみでなく定期的に医師と対面での診察を受けるようにしましょう。
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