友だちに生理のつらさを話すと…
私は、生理がくる直前に腰とおなかが痛くなります。生理が始まると、痛みがだんだんひどくなって立てなくなることもあり、生理中はほぼ寝たきりの状態に。
初潮を迎えてすぐ、生理は出血するだけではないのだとわかりました。しかし、生理でこれほど苦しんでいるのは同級生を比べても私だけ。
ある日、「生理になると立てなくなって、いつも寝たきりの状態になる」と友だちに話すと、大げさだと笑われてしまいました。友だちはみんな口を揃えて「そこまで痛みはない」と言っていて、生理痛には個人差があるのだと思いました。
もう周りに相談するのはやめよう
友だちに大げさだと言われてから、私は生理痛のつらさを周りに話さなくなりました。クラスメイトに「生理痛がつらい」と言われたときには、「痛いよね」と軽く共感する程度に留め、毎月、数日間学校を休んで寝たきりになっても、事情を周りに話すことはやめたのです。
ただ、高校のときに交際していた1人の男子には、付き合って半年くらいのときに勇気を出して「生理痛がつらい」と打ち明けたことがあります。彼は女性しかいない家庭で育ってきたからか、詳しく話さなくてもすぐに理解を示してくれたことを今でも覚えています。
夫に「生理がつらい」と相談すると…?
学生のころより、大人になった今のほうが生理痛が重くなったように思います。子育てが始まったことにより気持ちが落ち込むことも増え、それでも無理をして働くときもあります。
それを見て、夫は毎月私が生理のときだけ在宅で仕事をしてくれるようにくれました。痛みが特にひどい月は、温かい紅茶を入れてくれたり、湯たんぽを用意してくれたり、ほかにもたくさんサポートをしてくれます。
一番助かっているのは、ごはんを作ってくれることです。夫は料理が趣味なので、楽しそうにごはんを作ってくれるのも、私としてはすごくありがたく感じています。
誰からも理解されないなら、ひとりで抱え込もうと思ったこともありました。夫とは長い付き合いなので言いましたが、「生理になるたびに寝たきりになられるのは面倒」「そんなに痛いなんて大げさだよ」と言われたらどうしようと思うと、とても不安でした。しかし、夫はすぐに「生理は痛みもあるし、貧血もあるから大変だよね」と理解を示してくれたので、勇気を出して言ってよかったと思います。
子育て中でなかなかタイミングが難しいのですが、このまま重い生理痛が続くのであれば、受診も視野に入れたいと思います。
著者/山本まや
作画/おみき
監修/助産師 松田玲子
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