娘の性格について
娘は赤ちゃんのころから、後追いが激しくよく泣く子でした。2歳ごろはこだわりが強く、5歳になってもかんしゃくが続いていたことから児童精神科を受診。
そして、家での様子を先生に伝えたところ、検査をしましょうと言われました。結果は、「アスペルガー症候群の可能性が高い」という診断。本人の特性にあった支援が必要とのことでした。そこで、体操教室に通って体幹を鍛えたり、放課後デイサービスへ通ったりすることに。
特性に合う接し方を探した
また、児童精神科で親向けの「子どもへの接し方のセミナー」があったので、参加してみました。そこではアスペルガー症候群の子は、どのような特性があるのか、どのように接したらいいのかなどを教えていただきました。また他にも何冊か発達障害の本を読み、勉強し実践しました。
具体的には、急がせるときは「早くして」と言うのではなく、具体的にしてほしいことを短く明確に言うように。また、出かける前に約束を事前に決めておいたり、いつもと違うことがあるときはしっかり伝えたりして、見通しを持たせるようにしました。そうすることで娘は安心できたようです。それから「してはいけない」という否定の言葉は避けて「こうしてね」とポジティブな表現にすることも心がけました。
すると、少しずつですが、娘のかんしゃくも減ってきて成長を感じることができたのです。セミナーを受けたり本を読んでよかったなと思います。
療育として放課後デイサービスの利用
アスペルガー症候群と診断を受けて通い始めた放課後デイサービスは、週に1回利用しています。放課後デイサービスでは、お友だちとの関わりやルール、工作などさまざまなことを学んできてくれます。
今までは幼稚園と家だけの世界でしたが、週1回とはいえ、放課後デイサービスという新たな居場所ができたことで、娘もいろいろな人との関わりに自信をつけてくれたように感じます。
今も悩みや大変なことはありますが、娘のペースで成長していくと思うので、ゆっくり見守っていきたいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:田中ゆい
2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。