育児はひとりで
産後、育児に奮闘していた私は、自分のことはなんでも後回しで、昼は子どもの機嫌に振り回され、夜は子どもの夜泣きに付き合い、眠れない日々を過ごしていました。
一方、夫は夜に子どもが泣いても起きることなく、子どもが生まれる前と変わらない様子。私には自分のやりたいことを好きなようにやっているように見えました。
子どもをあやしている隣で、いびきをかいて気持ちよさそうに寝ている夫を見るたびに、私の中でイライラが募り、次第に夫に嫌悪感すら覚えてしまうほどに。
本気で夫と離婚しようかと考えることもあるほど、悩んでいたのです。
イライラするよりも…
しかし、育児はこれからも毎日続くもの。夫にイライラしたところで、エネルギーを使うだけで体力を消耗するだけだと、ある日ふと思ったのです。
せっかく夫と家庭を築くのなら、イライラして過ごすよりも、毎日楽しい気分で過ごしたほうが心地よく過ごせるのではないか……。
そう思った私は、夫への考え方を変えてみることにしました。それは、夫への不満だけではなく、夫へのいいところを見つけるということ。
イライラしてる相手のいいところを見つけるのは、正直ひと苦労でしたが……ある日、夫のいいところを発見したのです。
夫のいいところ
それは「どんなときでも子どもの話を楽しそうに聞いてくれる」ということ。
夫に子どもの写真や動画を送ったり、1日あった出来事を報告したりすると、夫はとても楽しそうに話を聞いてくれます。
私が「いつも子どもの話を楽しそうに聞いてくれるよね」と言うと、いつも夫は「子どもの話を聞くと、仕事も頑張ろうという気持ちになる」と言ってくれるのです。
ひとりで育児をすることへのイライラで頭がいっぱいだった私。しかし、子どもの話を楽しそうに聞いてくれる夫だからこそ、思っていることを素直に打ち明けたり相談できたりしているのだと気がつきました。
夫のいいところは、子どもの話を楽しそうに聞いてくれるところだと気がつきました。つらいときは夫に相談して、時には一緒に解決策を考えてもらいながら、これからも夫との関係性を大切にしていきたいなと思いました。
著者/nanoka22
イラスト/sawawa
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