わが子との時間に幸せを感じながら、授乳をし始めてもうすぐ3年。自然卒乳を目指しているわが家の息子は、卒乳の気配がまったくなく、おっぱい大好きな2歳9カ月です。そんなわが家のおっぱいに関する体験談をご紹介します。
母乳の分泌が少なく、子どもの体重が増えない
産後間もなくの私はおっぱいの出がとても悪く、分泌を促すマッサージと搾乳の痛みから、母乳育児ががつらくてたまりませんでした。
母乳育児推進の産院で出産したため、ミルクを足していいとは絶対に言ってもらえず、入院中は授乳毎に足りない分を糖水で補って過ごしました。退院後も思ったほど母乳が出ず、1日に15回以上授乳しても足りないのか、常に泣かれ、体重はあまり増えていかず、日に日にストレスからイライラすることが増えていきました。
ミルクを足してもおっぱいはほしがる
そんな私を見かねて、実家の母が粉ミルクを買ってきました。「そんなにつらいならミルクを足せば?あなたはミルクで育ったけれど健康体そのものだったよ」と言われ、渋々ミルクを足すことに。
結果的に1カ月健診のころには体重も増えて、ミルクを足してよかったと思っていますが、息子はミルクを足す前と変わらずおっぱいをほしがりました。私自身、頻回授乳にも少しずつ慣れ、子どもと一緒にお昼寝をするなど、自分なりに生活ペースをつかめるようになりました。
のちに完全母乳へ、2歳でもおっぱい
授乳に慣れるとミルクを作る行為がめんどうになり、生後3カ月で完全母乳になりました。のちに乳腺炎になるほど分泌量が増えたので、母乳だけで子どもも満足できるようになったことも大きいと思います。
おっぱいは吸われることによって、母乳の分泌が増えるので、完全母乳を目指しているママはとにかく頻回授乳をすることが大切です。現在、子どもは2歳9カ月ですが、いまだに母乳をほしがります。分泌量は少なくなりましたが、子どもと触れ合える大切な時間だと思っています。
どんな子どもも最初はおっぱいが大好きだと思います。授乳期間は人生の中でほんの限られた期間。これから授乳を経験される方には、ぜひ大事にしていってほしいと思います。(TEXT:ママライター小林まなみ)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。