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「いるんだろ!開けろ!」玄関で怒号をあげる男の子。私の家に来た目的とは… #子どもトラブル 4

「子どもの性被害」第4話。現在3児の母であるツマ子さんが小学校1年生のときのお話。ある日、ツマ子さんの家に引っ越しの挨拶をしにきたSくん家族。その日からSくんはツマ子さんの家に遊びにくるようになりました。しかしSくんが提案する遊びは「お風呂ごっこ」など、違和感を覚えるものでした……。

 

父ちゃんと母ちゃんがよくやってるやろ

はじめてツマ子さんの家に遊びにきたSくんは、「お風呂ごっこ」を提案。
ツマ子さんは嫌だと思いながらも威圧的なSくんの態度におびえ、「お風呂ごっこ」に応じました。

 

服を脱いで、お風呂を模したカゴに入るツマ子さん……。
できるだけ体を見られないように、カゴの中で小さくなるツマ子さんに対し、Sくんは立つことを命令します。

 

しかしそこでツマ子さんが大声で「いや!」と言ったことで、お風呂ごっこは終わり。
Sくんは「誰にも言うなよ」と言い残して、家を出ていきました。

 

ツマ子さんは言いようのない違和感を覚えながらも、家族にはこの一件を報告できませんでした。

 

そしてあくる日……。

 

子どもトラブル

 

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子どもトラブル

 

「お風呂ごっこ」の翌日、学校で会ったSくんはツマ子さんのことを無視しました。
ツマ子さんはその様子にホッとしたのですが、なんと帰宅後、Sくんがまたたずねてきたのです。

 

中学生の姉が帰宅するまでひとりでお留守番をするツマ子さんは「誰かを家に勝手にあげてはいけない」と言われていましたが、Sくんの剣幕に気圧されて扉を開けてしまいました。

 

家に入ると「人形で遊ぼうか」と言う、Sくん。
お風呂ごっこではなかったことに安心したツマ子さんでしたが、Sくんは人形の服を脱がせ、人形同士をキスさせます。

何をしているかわからないツマ子さんがその意味を問うと、「えっち」「とうちゃんと母ちゃんがよく夜やってるやろ」と答えました。

 

◇   ◇   ◇

 

またまた家にきたSくん。

昨日のツマ子さんの拒否が影響したのか、お風呂ごっこではありませんでしたが、人形遊びも様子が変です。ツマ子さんも、よく意味がわからないながらも、どことなく不穏な空気を感じていました。

 

お風呂ごっことは違い、直接体には触れられていませんが、この遊びは間接的な性被害といわれても過言ではありません。

 

今回Sくんが怖くなって、鍵を開けてしまったツマ子さん。

「インターホンが鳴っても家族以外は絶対に出ない」など徹底し、「どんな些細なことでも大丈夫だから怖いと感じたときは、すぐにお母さんやお父さんなどの身近な大人に話たり、電話をする」など、家族で普段から話しておくといいかもしれませんね。

 

悲しいことですが、いつどんなふうに性に関する被害が起こるかわかりません。

不測の事態に備えるためにも、いろんな角度から子どもたちとしっかり話し合っていきたいですね。

 


ツマ子さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。

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    マンガ家・イラストレーターツマ子

    長男と双子女子の母。5人家族。育児マンガ、ホラーエッセイマンガを書いている。

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