その後、タクくんは順調に小学校生活を送っていると思っていたのですが、担任の先生から電話があり、「教室から脱走する」「昼休みのあと帰ってこない」「移動教室で迷子になる」など衝撃の事実を知らされ、頭を悩ませます。
実はもっつんさんは、タクくんが年長に上がるタイミングで再婚し、見知らぬ土地で義両親と同居中。夫にもなかなか本音を言い出せず、もっつんさんの疲労とストレスはたまる一方でした。
もっつんさんは不安やストレスを吹き飛ばすかのように、仕事に精を出しますが……。
学童の先生に「話がある」と言われ…
もっつんさんが学童にお迎えに行くと、「タクくんのことで、ちょっとお話いいかな?」と学童の先生に呼び出されます。
どうやらタクくんは、学童でも友だちともめたり、勝手に部屋から出たりしているとのこと。
小学校での様子は担任の先生から聞いていたものの、学童でも同じ状況になっていることに、ショックを隠せないもっつんさんなのでした。
改めて「話をしたい」と言われると、思わずドキッとしてしまいますよね……。
しかし、ゆっくり話をするというのは、こちらの状況を理解してもらえるチャンスでもあります。
身構えて心を閉ざすのではなく、ありのままの状態を伝えることで、自分自身や家庭のこと、子どものことを多角的に見てもらえるきっかけになるかもしれませんよ。
監修/助産師 松田玲子