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「子どもを道具だと思っている…?」お金目的で事実をねじ曲げる毒親をもつ放置子 #私はいらない子 33

【私はいらない子 第33話】娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。自分の孫より、よその子のサオリちゃんばかりかわいがる義母の死を知ったサオリちゃんは泣いてしまいます。そんなサオリちゃんを見て、「きっしょ」と嗤う母親。図々しくも「指輪返してあげたんだから」とホノカさん宅の暖房器具をねだります。すると、おばさんが「あげればいいじゃない このこじきさんに」と一言。怒りながらも、サオリちゃんの母親は暖房器具を持って帰るのでした。一方、ホノカさんは毒親に育てられ、疫病神と罵られていたサオリちゃんに対し、つい同情してしまうのでした。

指輪の一件以来、ホノカさん宅へ来なくなったサオリちゃん。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねます。すると、そのママ友は「関わらないほうがいいよ」とホノカさんに釘を刺したうえで、約1年前に起きたサオリちゃんとパチンコ屋の警備のおじさんのエピソードを語り始めて……!?

 

子どもを道具だと思ってるのかしら

私はいらない子 33

 

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サオリちゃんはパチンコ屋の警備のおじさんから食べ物を分けてもらっていましたが、ある日おなかを壊してしまいます。サオリちゃんの母親は、「性的暴行を受けた」「わいせつな行為があった」などと、罪をでっちあげてお金目的でおじさんを訴えます。そのおじさんはお金を払い、警備の仕事もクビになってどこかへ行ってしまったそう。

 

ホノカさんはつい最近まで、サオリちゃんが家に来ていたことをママ友に話しました。すると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と浮かない顔で打ち明けたのでした。

 

自分を心配し、かわいがってくれた警備のおじさんを守ろうと抵抗したサオリちゃんの気持ちを想像すると、いたたまれなくなってしまいます。それなのに、平気で嘘をつき恩を仇で返すサオリちゃんの母親の言動は理解できません。子どもにとって家族は世界のすべてと言われているように、子どもが安心して甘えられる居場所をつくるのも親の使命ということを忘れたくないですね。

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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