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「怖くて誰も何もできなかった…」嘘で塗り固められた放置子たちの家庭事情が明るみに #私はいらない子 34

【私はいらない子 第34話】娘のミホちゃん、夫のミノルさんと暮らすホノカさん。実の孫より、よその子のサオリちゃんばかりかわいがっていた義母の形見である指輪の一件以来、サオリちゃんはホノカさん宅へ来なくなりました。ホノカさんは新しくできたママ友に、サオリちゃんについて尋ねますが、「あんまり関わらないほうがいいよ」と釘を刺されます。ちょうど一年前、パチンコ屋の整備のおじさんが公園で泣いていたサオリちゃんにおじさんが声をかけると、サオリちゃんは「ご飯がもらえない」「叩かれる」と家の事情を話しました。「話しか聞けないけどいつでもおじちゃんところおいで」と、おじさんはサオリちゃんに同情したのでした。

サオリちゃんに自分の食べ物を分け与えていた警備のおじさんを、無実の罪で訴えたサオリちゃんの母親。語ってくれたママ友は「子どもを道具だと思ってるのかしら」と憤ります。ホノカさんが、サオリちゃんが最近まで家に来ていたことを打ち明けると、そのママ友は「今サオリちゃんの弟のひとりが家に来てるよ」と教えてくれました。さらに、サオリちゃん家族の事情も次々と明るみになり……!?

 

怖くて誰も何もできなかったのよ…

私はいらない子 34

 

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ママ友は、サオリちゃんの弟が朝ごはんを食べに来ていることをホノカさんに打ち明けます。また、下の子2人は小学校に行っているものの、サオリちゃんはいじめられており、不登校は半ば事実のようでした。

 

サオリちゃんの母親から、父親は服役中と聞いていたホノカさんですが、ママ友によると実際は別の女の人を作って出て行ってしまったとのこと。

 

ママ友も児童相談所にサオリちゃん一家のことを児童相談所へ相談しようかと思ったようですが、警備のおじさんのように、後から言いがかりをつけられるのが怖くて何もできなかったと話すのでした。

 

ママ友から教えてもらった話は、どれも驚くものばかり。隠された事実も次々と明るみになり、サオリちゃん家族の家庭は崩壊していたことがわかります。児童相談所への通報を試みるも、言いがかりをつけられて目をつけられるのが怖いというママ友の気持ちも理解できるのではないでしょうか。しかし、尊い命を守るためにも、いざというときは大人が子どものSOSを受け取ってあげたいですね。

 

▼児童相談所全国共通ダイヤル

育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。

全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。

子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。

電話番号:189(いちはやく)

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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