舌下免疫療法の効果を感じた春
2020年から約2年間続けた舌下免疫療法により、2022年ついに花粉症を克服した!と大変うれしい春を迎えた私。舌下免疫療法とは、毎日タブレット状の治療薬を舌の下に投与する治療法です 。
以前から花粉症の治療法があるとは聞いていたものの、なかなか受診する機会がなかったのですが、5年前に亡くなった夫が「免疫療法をやってみたら?」と話していたのを思い出し、3年前に息子と2人で治療を開始しました。
知人から、毎日なんて無理!とよく言われますが、薬を枕元に置いておいて寝る前に舌の下に入れ、1分もたたずに溶けてしまうので、私はまったく苦にならずに1年半、毎日続けられました。旅行に行く際にも持ち運びがラクにでき、本当に手軽で、三日坊主になりがちな私でも継続することができました。
同時期に始めた息子は治療開始半年で効果が出て、2021年の春にはまったく花粉症症状がなく過ごせていましたが、私は加齢のためまだ効果なし。私の場合は克服できないのだと半ば諦めていた中で、2022年の春についに効果を感じることができ、大変うれしく思っていました。
克服できた!と思っていた春にまさかの…
31年続いたかゆみやだるさとの闘いから解放され、うれしさの半面、信じられない気持ちもありました。そんなふうに信じ切れない気持ちがあったからでしょうか。私は、あっという間に現実と向き合うことになりました。スギ花粉を克服してウキウキしていた私でしたが、なんとスギ花粉が終わるころから発症するヒノキ花粉に反応したのです。
毎年1月末から飲み始めていたかゆみを抑えるアレルギー薬を飲むことをせず過ごしていたある日 、急にかゆみ、鼻詰まり、だるさに襲われました。花粉の症状が一気に出てきたのです。
たしかに毎年他の人より長い期間花粉症症状が出ていたため、私の場合はヒノキ花粉にも反応しているのだと思っていました。そして2022年は、このヒノキ花粉にだけ反応を示してしまったようでした。
それでも諦めずに継続した結果
残念ながら2022年はヒノキ花粉への反応があったことで完全克服とはいかなかった花粉症ですが、それでもスギへの反応がなくなっただけで本当に良い春を迎えられたことに感謝をしつつ、治療を継続していました。
2023年に入り、花粉症の症状がどのように出るかドキドキしながら迎えた2月。まずスギ花粉には反応することなく、無事に乗り切りました。
しかし2022年同様、後半はヒノキ花粉に反応するものだと覚悟していたのですが、2023年はヒノキ花粉にも反応することなく乗り切ることができたのです。
毎年年明けからGWが終わるころまで悩まされていた花粉症の症状を2023年はまったく感じることなく、花粉の時期を終えることができました。
まとめ
2023年の花粉飛散量は2022年の2倍といわれるほど多かったはずなので、スギ、ヒノキ共に反応せずに過ごせたことは大変自信になりました。舌下免疫療法を始めて約3年。当時高校生だった息子より、加齢のためか効果が出るのは遅めではありましたが、心から治療を信じて続けて来てよかったと思っています。
もしかしたら、すぐに効果の出た息子が近くにいたからこそ地道に継続できたのかもしれません。継続は力なりと感じると同時に、これからは花粉症のない春を楽しめるのかと思うとワクワクする気持ちでいっぱいです。
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著者:パル
シングル。高校生の息子と亡き夫に支えられて、前向きに暮らしている。