お見合いで出会った夫・コウイチと結婚したばかりのパニ子。結婚後はコウイチのたっての希望で専業主婦になり、タワマン暮らしをスタートさせました。素敵な奥さんになってコウイチを支えるぞ! と意気込んでいたのですが……。
マウント夫「俺が養ってやっている」
お見合いの席では優しく礼儀正しかったコウイチでしたが、結婚生活が始まった途端、人が変わったように冷たくなり、今では嫌味ばかりいうように……。
家事を終えたパニ子が休憩していただけで「家事をしろ」と怒り、言い返そうもんなら「養ってやっているのに態度が悪い」と罵ります。
たとえ家事を完璧にしたところで、コウイチから感謝の言葉を聞かされることもありません。
嫁と家政婦を履き違えたようなコウイチの振る舞いに腹は立つけれど「何を言っても無駄」と反論はせず、従順な嫁を装っていました。
専業主婦には小遣いなんていらないだろ!
しばらくするとコウイチの帰りは遅くなり、せっかく作った夕飯も「外で食べてきた」と手をつけません。
ついに、これまで渡されていた小遣いが渡されなくなる始末。
コウイチを問いただすと
「寝る家があって食事もある。専業主婦には小遣いなんていらないだろ」
と、上から目線……。
しかし、専業主婦になったのはコウイチの希望。小遣いがもらえないと、必要最低限の日用品や消耗品すら買うことができません。
このときばかりは引き下がらないパニ子にイライラしたコウイチは、1枚の紙を持って戻ってきました。
「俺のいうことが聞けないのなら、これ書けよ!」
差し出されたのは、離婚届でした。
マウントをかけたはずだったのに……
「うん、いいよ!」あっさりと承諾するパニ子に、
「小遣いなしでいいよってことか?」と能天気なコウイチ。
「離婚でいいよって意味!」
これまで大人しくしていたパニ子でしたが、我慢の限界はとっくに超えています。
離婚届に手を伸ばそうとすると、急にコウイチはアタフタしはじめました。
「離婚は脅しだったの〜w 器の小さい男!」
コウイチの手からサッと離婚届を奪い取りました。
実は、コウイチの浮気に気づいていたパニ子。
家事や身の回りの世話を全てやっていたので、スーツに移った香りや持ち物の変化はすぐにわかります。
自分の行いのせいで浮気がバレたコウイチは、大人しいと思っていた妻の強気な一面に慌てています。
これまでじっと耐えていたパニ子も、ここまできたら容赦しません。
コウイチと浮気相手へは慰謝料を請求、会社にも報告。
結果、会社をクビになったコウイチはタワマンを手放すことになり、浮気相手との関係性も悪くなったのだとか。
今思えば専業主婦になるようにいったのも、妻へのマウントを取るためだったのですね。
働いているから偉い、専業主婦なんて暇だろう、というのは大きな誤り。互いを尊重し、公平な立場でいてこそ、円満な夫婦でいられるのですね。
-
「すぐにげて!」ファミレスで女の子から渡された謎のハンカチ。書かれていた言葉の真意とは?
-
「Fラン大卒とか恥」合コンで学歴マウントを取る勘違い女⇒男性陣が経歴を伝えた結果…
-
「30歳で独身なんて欠陥品」同窓会で馬鹿にする同級生⇒尻尾を巻いて逃げ出したワケは?