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薄毛が気になり「丸刈り」にした夫。そんなとき美容師の友人から勧められた薬でふさふさ頭に!?

30代後半に差しかかったころから頭の薄さが気になりだした夫。日に日に後退していく生え際と、薄くなる頭頂部を毎朝三面鏡でチェックするのが日課になっていきました。そんなある日、夫は発毛・育毛に効果的な薬があることを友人の美容師から聞いたそうです。そして、実際に服用している友人に会ってびっくり仰天! 夫が飲み始めた結果、驚きの展開に……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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突然、丸刈りにしていた夫

私たちが付き合いだした20代前半のころは髪がふさふさだった夫も、30代半ばを過ぎたあたりから徐々に髪の毛が薄くなってきました。お風呂の排水ネットに髪の毛がたまりやすくなったり、洗面所の床に短い髪の毛がたくさん落ちていたりということが目立つように。

 

夫は月日がたつにつれて明らかに薄くなっていく頭を気にして、パーマをかけてボリュームを出したり、分け目を変えて隠したりするようになったのです。

 

そんな日々を過ごしていたあるとき、夫は転職することに決めます。入社前に何度か転職先の方と会い、会社についての説明を聞いていたようですが、髪形についての説明は特にされなかったそうです。

 

髪形の指定がないと知った夫は、それから私に「俺が丸刈りにしたら嫌だ?」と聞いてきたり、「頭、そろうかな……」とぶつぶつ言ったりしていました。

 

そんな夫を見て、どうせ口だけだろうと思った私は「さすがに丸刈りはやめたほうがいいんじゃない?」とやんわり反対した程度でした。

 

しかし、ある日私が仕事から帰宅したら、夫は本当に丸刈りにしていたのです! びっくりした私が「なんで丸刈りにしたの!?」と聞くと、「隠すのが面倒だし、転職するから心機一転と思って……」とひと言。

 

話を聞くと、わざわざバリカンを買いに行って自ら丸刈りにしたそうです。初めて見る夫の丸刈り姿に正直驚きましたが、本人がそれで満足なら別にいいかと思うようにしました。

 

まさかの「丸刈り禁止」

胸の前でバツマークを作るサラリーマンのイメージ

 

丸刈りにしてから数日後、夫は初出勤の日を迎えました。そして、帰宅してきた夫に「初出勤どうだった?」と聞くと、「丸刈り、だめだったらしい……」と落ち込んだ様子で言ってきたのです。

 

「え!? なんて言われたの?」と事の経緯を聞いたところ、上司から「あれ? 丸刈りじゃなかったよね? そったの?」と言われ「薄毛が気になったので思いきって丸刈りにしました」と答えたそう。

 

すると上司から「ごめんね、実はうちの会社は丸刈り禁止なんだよ」と言われ、夫は一気に血の気が引いたそうです。「こっちの説明不足が原因だから大丈夫!」と言っていただけたそうで、その場は収まったとのこと。

 

たしかに会社からの説明はなかったようでしたが、だからといって確認もせずに突然丸刈りにする夫の見切り発車ぶりに正直あきれました。まさかの事態に、夫自身も「確認するべきだった」と反省していました。

 

結局髪を伸ばさなければいけなくなった夫は、薄毛を改善できる方法は何かないかと美容師の友人に相談しました。すると「ミノキシジル」という成分を含む薬が薄毛に効果的だと聞いたそうです。

 

その友人いわく、実際にミノキシジルを服用しているお客様も、髪の毛の量が劇的に増えたのだとか。夫はミノキシジルに興味を持ったようですが、半信半疑でなかなか手を出せずにいました。

 

 

ミノキシジルの効果を目の当たりにして

錠剤のイメージ

 

ある日、夫は久々に大学時代の友人と会うことに。なんと、以前は薄毛だった友人の髪の毛が見違えるほど増えていたそうです。「どうやって髪を増やしたんだ!?」と聞くと、その友人もミノキシジルを服用しているとのことでした。

 

友人はミノキシジルを服用して半年たったころから、薄かった頭頂部の髪の毛が劇的に増えたそうです。その姿を見た夫は「これなら確実に増やせる!」と確信したようでした。

 

自分もミノキシジルを試したいと思った夫は、またしても周りに相談することなく、友人から教えてもらったAGA(男性型脱毛症)専門のクリニックを受診することに。

 

ミノキシジルには、血管の拡張作用や毛母細胞を活発にさせる作用があるため、育毛効果を実感しやすいそうです。その半面、副作用や注意事項が多いのだとか。初期脱毛や多毛症、頭痛やむくみなどのさまざまな症状が起きる可能性があると知った上で、夫は処方してもらうことにしたそうのです。

 

服用から3週間ほどたつと髪の毛が抜け始め、初期脱毛の症状が現れるように。頭頂部は地肌が丸見えになるほど薄くなっていってしまいました。一方、腕や脚の毛は増えて濃くなっていき、多毛の症状が目立つようになってきたのです。

 

これらの症状に加え、朝起きると顔がパンパンにむくんでいることも多くなり、本当に大丈夫なのかと私は心配しました。しかし、夫は「この状態で服用をやめたら意味がない」と言い、決められた時間に決められた用量を毎日服用し続けました。

 

そうして服用開始から3カ月たったころ、今までのような細くて弱そうな毛ではなく、太くしっかりとした毛が生えるようになり、頭頂部の髪の毛は目に見えてわかるほど濃くなっていきました。そして、ミノキシジルの服用開始から半年ほどすると、今まで気にしていた薄毛がうそのように髪の毛が増え、周りからもびっくりされるほどに変わりました。

 

まとめ

元々血管が少ない生え際部分は、ミノキシジルを服用しても髪の毛が増えづらいそう。正面からの見た目に大きな変化は見られませんでしたが、頭頂部は髪の毛が濃くなってきたので夫も満足しているようです。これで薄毛を気にせず髪の毛のセットができ、会社の規定に合わせたヘアアレンジができています。

 

ただし、メリットがあるものには必ずデメリットがあると言っても過言ではありません。今回のように誰にも相談せずひとりで判断し、あれこれ行動を起こすのは控えてほしいということを夫に伝えました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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著者:知念ヒナ

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