33歳のパニ子は共働きのため、4歳の娘・パニ美を保育園に通わせています。保育園の新人の先生・モモカ先生はとても優しいのですが、南先生の対応に困っています……。
イケメンの保護者に気に入られようとする保育士
パニ子がお迎えに行くと、南先生に「お宅のお子さん、泥遊びでお友だちのお洋服汚していましたよ。ご自宅で注意してください!」と強い口調で言われました。その原因はパニ美の友達であるヒナのパパ・トモキがイケメンだから。
「トモキさ~ん♡ ヒナちゃんは今日もとってもいい子でしたよぉ♡ でも、ごめんなさい。いやなお友だちに、お洋服汚されちゃって……」とパニ子を睨みつけてくるのです。
南先生は保護者だけでなく、子どもたちに対しても偏った態度をとり、ヒナにだけおやつを多めにあげる始末。
保育園から子どもを迎えにくるよう電話が!
数日後の夜、家事や寝かしつけを終えてパニ子がスマホを見ると、保育園から着信がありました。モモカ先生からの電話で、「子どもは園に放置ですか! もう閉園ですよ!」と怒りの電話。
パニ美は家で寝ていることを伝えると、どうやら南先生に「ヒナちゃんもパニ子が迎えにくることになっている」と聞き、待っていたとのこと。
何も聞いていないパニ子は驚きましたが、何やら変な予感……。パニ子は起きてきたパニ美と夫と一緒に、夜の保育園へ向かいました。
父親と先生が一緒にいる…?!
保育園には、寂しそうに親を待っているヒナとモモカ先生がいました。パニ子の夫と子どもたちが別室で遊んでいる隙に、モモカ先生は保育園の電話からトモキに電話をかけ、ヒナを迎えにくるよう伝えました。
それと同時に、パニ子はモモカ先生の携帯電話から、南先生に電話をかけました。
すると、トモキの声の後ろから同じタイミングで着信が鳴り始めました! トモキは南先生と一緒にいないとシラを切るものの、パニ子は何度も電話。そのたびにトモキの背後で電話が鳴ります。
すると南先生が「私たちの時間を邪魔するのはやめてよね!」と逆ギレ! すべてを察したモモカ先生は、ヒナの母親に連絡。仕事を切り上げて保育園に来てくれました。
思わず不倫の証拠を喋ってしまう男の末路
慌てて保育園に来たトモキは妻を見るなり「妻には連絡しないでくれって言ったじゃないか!」と焦っています。「南先生とはなんの関係もない! 一緒にごはん食べてドライブしていただけなんだ!」と不倫を暴露。
パニ子が1年前から密会しているのでは?と聞いたところ、「違います! たった3カ月です!」と口が滑ってしまいます。
この事実を聞いたヒナの母親は離婚を宣言。トモキと南先生に不貞行為の慰謝料を請求し、ヒナの親権も獲得。南先生は保育園を退職することに。
結局ヒナは母親の仕事場にある託児所に預けられることになり、パニ美と保育園は別々に。しかし、2人は今でも親友で、親子で遊ぶ仲になりました。
保育士が保護者だけでなく子どももひいきするなんて言語道断。子どもは本当によく大人を見ているものです。子どもにとって、大人は良い見本でありたいものですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。