破水から間もなく、激痛に見舞われる水無月さん。泣き叫ぶかおるくんの手を握ってなだめながら、赤ちゃんが出てきてもいいよう、タオルを床に重ね、その上に四つん這いになります。「全部出る!!」と感じた瞬間にかおるくんの手を離し、片手で赤ちゃんをキャッチすることに成功。我に返り、すぐに産院へ連絡を入れますが……!?
よ…よかった! 泣いてくれた…
無事に生まれてきた赤ちゃんをキャッチした水無月さん。赤ちゃんの体を冷やさないようにバスタオルでくるみ、トントンすると、ようやく赤ちゃんは小さな声で泣き始めました。
駆け付けた陣痛タクシーの運転手さんは、水無月さんたちの様子を見て驚いたものの、すぐに救急車を手配してくれることに。水無月さんが産院に連絡すると、助産師さんもびっくり。慌てた様子で、医師に電話を繋ぐのでした。
特別な講習を受けている陣痛タクシーの運転手さんや、産院の助産師さんも、自宅出産には驚いたようです。しかし、無事に赤ちゃんが出てきても、泣くまでは気が抜けませんよね。水無月さんはテレビで見たことを思い出し、適切に対処しています。事前に知識を仕入れることも大事ですが、何より予期せぬ事態にも冷静に対処できるよう、心づもりをしておくことも大切だと感じますね。
監修/助産師 松田玲子