月末のリトミック教室の日、さゆりさんは頭に包帯を巻いた状態でレッスンに訪れました。「転んだだけで、大したことはない」と話すさゆりさん。しかしかなこさんは、「旦那さんとお義母さんに何かされたのでは」と心配していました。
その日もレッスンのあと、かなこさん宅に訪れたさゆりさん。かなこさんがランチを振る舞っていると、「実はね、お金返せなくなっちゃったの」とさゆりさんが切り出しました。
「月末に定期預金が満期になり、生活費も入るからまとめてお金を返せる」と聞いていたかなこさん。焦って問い詰めると、さゆりさんは、「そうなんだけど、義母と夫に見つかっちゃって。おろしたお金を全部取られてしまい、生活費も減らされちゃって……」と涙ながらに理由を説明しました。そして、「実は頭のケガも夫の仕業」と話し……。
心配するママ友を前に心の中では…
※訂正:(誤)そんなこと行けないよ…→(正)そんなとこ行けないよ…
「病院には行った!? 診断書は!? 実家に逃げられない!?」など、さゆりさんを心配する気持ちから、矢継ぎ早に質問するかなこさん。
「かなちゃん、心配かけてごめんね。でも大丈夫! 私が我慢すれば平和なのよ」
さゆりさんは“ひどい扱いにも健気に耐える妻”を演じます。そんな様子に、「でも……!」と、簡単には引けないかなこさん。
「本当に大丈夫よ。だからお金はもう少し待ってね。ごめんね」
さゆりさんの言葉に納得できず、かなこさんは、「でも、それじゃ先がないよ……」と食い下がります。そんなかなこさんの様子に……。
「めんどくさっ……」
「ちょっと盛りすぎたか? お金はこれで返さなくて済むけど、お節介うざ……。タダ飯おいしかったけど、引き際かな……」
心の中に良からぬ気持ちが溢れるさゆりさんは、「しばらく、かなちゃんちに行くのやめることにしたから……」とかなこさんに告げます。
「夫に『そんな闇金とはもう会うな』って殴られて……。ほとぼりが冷めたら遊びにくるね」
そう言ってさゆりさんは去っていったのでした。
さゆりさんの心の声、本当に信じられない内容でしたね。DVを心配するママ友に「めんどくさっ」とは、耳を疑ってしまいます。
本気でさゆりさんを心配するかなこさんは、警察に通報することや、DVシェルターの話などをかなこさんに提案しました。さゆりさんの場合、夫からのDVはでっち上げですが、もし本当にママ友がDVを受けていたら、かなこさんのように本気で向き合い、できる限り力になりたいですね。