出産予定日になっても生まれない
出産予定日から9日を過ぎて、産院から入院の指示がありました。入院後、すぐに陣痛促進剤の点滴をスタート。
初めての出産で緊張していましたが、陣痛促進剤はすぐに効き始め、お昼過ぎにはしっかりと陣痛が。そこから痛みとの闘いが始まりました。
「押しますね」衝撃的だった出産
出産も終盤になりましたが、赤ちゃんの頭が見えているのになかなか出てこず、助産師さんが先生を呼びに行きました。先生が来ると私に「赤ちゃんの頭が引っかかっているから、次の陣痛がきたら押しますね。頑張っていきんでください!」と言われました。
「押すって何を?」と思った瞬間、陣痛が来て、助産師さんの合図でいきみます。すると先生に思いっきり胃の下あたりを押され、そのいきみで赤ちゃんが誕生!
出生後の体重測定でわが子は3,600gあり、先生からも「大きな赤ちゃんですよ」と言われました。
わが子はまるで新生児室のボス!?
出産が夜だったので、朝起きて赤ちゃんを新生児室に見に行きました。私の出産した産院はガラス張りの新生児室で、廊下からも赤ちゃんが見られるようになっていました。
そこでわが子を探すと、10人くらいいた赤ちゃんの中で一番大きかったのです。大きいだけで貫禄があり、まるで“新生児室のボス”のようで、うれしいけれどなんだか恥ずかしいような気持ちでした。
3,600gで生まれた長女は4歳になりましたが、大きな病気やケガもなく、たくさん食べ元気に幼稚園へ通っています。先生におなかを押されて出産したことを話すと、みんなにびっくりされますが、わが子を無事に出産できたことに感謝しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師 松田玲子
イラスト/ななぎ
著者:やまぐち さき
4歳の女の子、1歳男女の双子、夫との5人暮らし。子宮内膜症からの手術、不妊治療を乗り越えて育児中。闘病や不妊治療、双子の出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。