オペ室に近づくにつれ…胸がドキドキ!
入院初日は特にやることもなく、ベッドでダラダラと過ごしたり、病院食の意外なおいしさに驚いたりと、入院生活を満喫していたわみださん。しかし、ついに手術当日を迎えた翌朝、看護師さんから「浣腸をします」と告げられた瞬間に状況は一変。「5分待ってください」と言われたものの、あまりの便意の強さに我慢しきれず、2分ほどでトイレに駆け込みます。その後、どうにか浣腸を乗り切ったわみださんは、手術の予定時刻まで病室で待機となったのですが……。
※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
※イラストでは点滴の針の向きが指先を向いていますが、本来は指先から肘の方向に針を刺します。
浣腸という過酷なミッションを乗り越えたわみださんは、シャワーを浴びて手術着と着圧ソックスに着替えます。その後、9時半ごろに看護師さんが点滴を打ってくれたのですが、手首に近い位置に針が刺さっていて、手を動かそうとすると針のところがチクっと痛むため、編み物で時間を潰すことを断念。手術予定時刻の13時半まではあと4時間もあり、暇を持て余したわみださんは、仕方なく動画を観ることに。
それからしばらく経ち、予定時刻を30分ほど過ぎたころに、ようやく看護師さんから「オペ室に向かいましょう」との案内が。オペ室に入ると、手術台のまわりに執刀医や麻酔医、看護師さんたちが並んでいました。手術台に乗せられたあとは次々に準備が進んでいき、わみださんは「ついに手術が始まるんだ」と、このときに緊張がピークを迎えたそうです。
入院初日は精神的に余裕のあったわみださんですが、看護師さんと一緒にオペ室に向かうときから「いよいよ手術が始まるのか」と、実感が沸いてきたようですね。とはいえ、麻酔で眠ってしまえば手術はほとんど一瞬のうちに終わるはず。あとはプロたちにすべてを託して、手術の成功を祈るのみですね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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