白衣の天使とはこのことか…!
ついに迎えた手術当日。看護師さんと歩いてオペ室まで向かう道中、オペ室が近づくにつれて「これから手術が始まるんだ……!」との実感がようやく湧いてきて、胸の鼓動が高まっていくのを感じるわみださん。手術台に乗せられ緊張がピークに達する中、麻酔をかけられると一瞬にして意識が遠のいていき……。
※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
※イラストでは術後に枕を使用していますが、本来、術後は舌根沈下(舌の根元が重力によって喉のほうに下がり、軌道が塞がれてしまうこと)のリスクを避けるため、枕はしません。
14時過ぎに始まった手術が終わったのは17時ごろでした。実際は3時間近くかかったようですが、麻酔で意識を失っていたわみださんからすると、ものの2分ほどで手術が終わったように感じたそうです。
目覚めたわみださんは、ひどい下痢をしているときのようなおなかの痛みがあり、麻酔の影響なのか2日酔いのような気持ち悪さも。体内を切っているので、おそらくは熱もあったのだと思われます。その後、20時になると水分摂取が解禁となったのですが、ベッドの上で少し体を動かすだけでもしんどく、ペットボトルの水を飲むのもひと苦労だったそう。いわば術後の今は大怪我をしている状態なので、普段のように体を動かせるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
夜は痛みと熱と気持ち悪さもあり、眠りが浅くなって夜中に何度も目を覚ましたと語るわみださん。そんな中、定期的に看護師さんが様子を見にやってきて尿の処理などをしてくれていて、わみださんは申し訳なさもありつつも、「これが白衣の天使というやつか……!」と感動したそうです。自分でできない状況とはいえ、下のお世話をしてもらう側としては本当に頭が上がりませんね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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