いつも生理用ポーチの管理がずさんだった私
若いころの私は生理に対する知識も乏しく、しっかりと向き合えていなかったような気がします。中学生や高校生のころは母親から常に生理用ポーチを持ち歩くように言われていたのでそうしていましたが、大学生になってひとり暮らしを始めてからは疎かになってしまい、突然生理になり慌てることも……。
そのときはトイレットペーパーで応急処置をしたり、友だちからナプキンをもらったりして乗り切りました。生理中はさすがに生理用ポーチを持ち歩いていますが、きちんと管理できておらずナプキンを追加するのを忘れて困ったこともありました。
ある日起きた衝撃的な事件
ある日、生理用ポーチを開けると、中からなんともいえない悪臭が。ギョッとしてポーチをのぞき込むと、なんと中から丸まった使用済みのナプキンが出てきたのです! そして、そのナプキンが昨日今日のものではないこともわかりました。
というのも、1週間以上前に生理が終わっていたからです。おそらくそのとき、捨てる場所がなく持ち帰った使用済みナプキンがずっと入っていたのだと思います。
あまりに衝撃的な臭いで、自分のだらしなさにショックを受けました。当時は、メイクやファッションなどに力を入れて素敵女子を目指して奮闘していた時期だけに、「女子失格」という烙印を押されたような気持ちに。それ以降は、生理用ポーチの管理を怠らないように気をつけています。
まずは、おしゃれなポーチを買ってポーチ自身に愛着を持ち、生理に対してモチベーションがあがるようにしました。常にポーチを持ち歩くようにすると管理も習慣化され失敗も少なくなりました。
私はうっかりな性格で生理の恥ずかしいハプニングを起こしてしまいました。この一件で、普段から生理に対する意識を高めておくことを大切にしようと実感。誰かが困っているときにも、スッとナプキンを渡してあげられるよう、日ごろから生理用ポーチを持ち歩いておきたいと思います。
著者:板野公美子/女性・主婦
イラスト:マメ美
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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