ある日、偶然さゆりさん夫婦を見かけたかなこさんは、「ガツンと言わなきゃ」と息巻いて、さゆりさんの夫に声をかけました。
DVやお金を奪ったことを責め立てますが、さゆりさんの夫は何がなんだかわからない様子。さゆりさんはなんとかごまかそうと必死になりますが、夫に促され、さゆりさん宅で話し合うことに。
すると、義母にいびられていること、保険料金が払えないこと、頭のケガが夫の仕業ということ、すべてが嘘だったと判明。無理のある言い訳を繰り返すさゆりさんに、かなこさんは……。
ママ友に騙されてたことに気付き…
「あの、ちょっと混乱しているのですが、さゆりがかなこさんにお金を貸していたのでは?」
さゆりさんは夫に、「かなちゃんが困っていたからお金を貸してあげた」と嘘をついていました。
「私、お金なんて借りてません! 私が貸しているんです! 21,000円です!」
夫の問いに大きな声で反論するかなこさんに、「どっちが貸してるとか、なんだっていいじゃん」と、逆ギレするさゆりさん。
携帯代が払えないということも含め、すべてが嘘だと悟ったかなこさんは、涙が溢れてきました。
「私は……さゆちゃんのこと好きだったし、友だちだと思ってた……」
「私も友だちだと思ってた。それなのに嘘つき呼ばわりして、家に押しかけてきてひどいよ……」
なぜか被害者面をするさゆりさん。そして、「私も悪いところがあったし、両成敗ってことで。また最初に行ったお店行こーよ!」と無理やり話を終わらせようとしました。
さゆりさんの言葉に「まともに取り合っちゃダメな人間だ……」と感じるかなこさん。
「悔しいけど……私、この人に騙されちゃったんだ……」
さゆりさんを純粋に助けたいと思っていたかなこさんには、つらすぎる現実なのでした。
すべての嘘がバレてもなお、無理やりな言い分でかなこさんを説き伏せようとしたさゆりさん。かなこさんはとてもショックを受けていますが、さゆりさんが素直に謝っていたら、かなこさんの気持ちもほんの少しは救われたのかもしれません。
さゆりさんは悪意があり、目も当てられませんが、図らずも友だちを傷つけてしまうことは、誰しもあるのかもしれません。そんなとき、さゆりさんのように見苦しい言い訳をせず、素直に謝りたいですね。